芯のある人や上品な人など、誰もが目指したいイメージをもっているはず。服装やメイクに加え、香りでもそれを表現できたら素敵ですよね。東急プラザ表参道原宿にショップがあるフレグランスブランド「EAGG(エッグ)」プロデューサー・中原綾乃さんに、なりたいタイプ別に合った香水をアドバイスいただきました。
自分の憧れや想いを重ねられる、詩的なフレグランスアイテム
1年の終わりに自分へのご褒美を入手するなら、新年からなりたい自分のイメージに近づけるようなアイテムにしてみませんか。身にまとうことで活力や癒しになると同時に、自分らしさをさりげなく周囲に伝えられるような香水もそのひとつ。
そこで今回は、フレグランスブランドの「EAGG(エッグ)」でおすすめを伺うことにしました。
2023年の春にリニューアルし、初の店舗を東急プラザ表参道原宿にオープンしたEAGG。ブランド名は ( each+heal+ ease ) / eggを表し、「人々を癒し、心にゆとりを、そして新しい価値観が生まれていくこと」をコンセプトに掲げています。
ふっと心安らぐときや気持ちの切り替えのときなど、日常で現れる情景や心情を香りで表現し、香水やルームフレグランスに。それぞれに日本語ならではの情緒的なタイトルがつけられているので、そこから物語を感じ、自分の想いを重ねることができます。
自分のなりたいイメージに近づける香り
みなさんはそれぞれに、クールやエレガント、キュートなど、なりたいタイプやイメージがあるのではないでしょうか。EAGGのプロデューサー・中原綾乃さんに、それぞれのタイプに寄り添う香水(オードトワレ)を2本ずつ挙げていただきました。
「クール」タイプに合うオードトワレ
強い芯をもち、知的で行動力がある「クール」タイプ。それは強情でツンとしているというわけではなく、好奇心旺盛であったり遊び心があったり。自分の関心や好きにまっすぐに動くところに、内なる強さが感じられるのではないでしょうか。
新しい自分になれるような「うつろう青に」
そんなまっさらな自分になれそうなオードトワレが「うつろう青に」。夜明けや夕方のわずかな時間に空が真っ青に光るように見えるブルーモーメントを目にし、迷いが取り払われ生まれ変われるような瞬間をイメージしています。
中原さんが旅先で迎えた朝に出会った「森林から立ち込める霧とあまりにも澄んだ空気が全身を通って浄化されるような」体験からインスピレーションを受けた香りだそう。少し湿った大地を思わせるパチョリとオークモスの香りで残る森の夜の空気を、フルーティーなカシスで夜明けと共に明るくなっていく心を表しています。心をリセットしたいときや、自分だけの個性を出したいときにも合う香りです。
UTSUROU AONI|うつろう青に オードトワレ
9,900円(税込)
星がまたたく夜の高揚感を表現した「星降る夜に」
クールタイプのもうひとつのおすすめが「星降る夜に」。天然石のアメジストのような星が空に輝く夜、静まり返った街の中で感じる胸の高鳴りを表現しています。
メインは上品な甘さのアップルブロッサムやフリージア。そこに爽やかなレモンと、ほのかな苦みのあるローレルがアクセントになった、心が浮き立つような香りです。
HOSHIFURU YORUNI|星降る夜に オードトワレ
9,900円(税込)
「エレガント」タイプに合うオードトワレ
華やかで気品がある「エレガント」タイプ。装いや美容にも抜け目がないのに、思慮深く周囲の人にも細やかな気遣いもできる女性は大人の鏡。寛大な心で包み込んでくれるような雰囲気に憧れる方も多いのではないでしょうか。
不安なときにも背中を押してくれる「はじまりの唄」
そんな余裕を感じさせる人になりたいなら、おすすめは「はじまりの唄」。とくに新年や新新生活の時期など、期待とともに不安もついてくるとき、お守りになるような香りとして作られた一品です。
中原さんは、癒しで終わらずに「背中をそっと押してくれるように寄り添う、そんな香りがあれば良いな」という想いがあったそう。ワクワクを表したみずみずしいペアー(洋梨)に続き、ひだまりに咲くようなフリージアとローズ、最後にムスクが香ります。果実から花、樹木へと変化していく、明るさと落ち着きの両方を感じさせる香りが、緊張する心をほぐしてくれそうです。
HAJIMARI NO UTA|はじまりの唄 オードトワレ
9,900円(税込)