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頭痛や肩こり、自分で改善!薬剤師が教える<冬~春の不調>簡単セルフケア

ライフスタイル

冬から春にかけての季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、さまざまな体調不良を起こしてしまうことも。その不調を和らげるには「自律神経を整える」「アレルギー対策をする」といった方法があります。この時期の体調不良の原因・対策と、元気に乗り越えるコツを、薬剤師の碇純子さんに伺いました。

朝におすすめ! レンジで茶碗蒸し

3〜4分あればできるため、忙しい朝でも簡単に作れます。お好みでエビやカニ、細かくカットした白菜を入れたり、カットねぎを散らしたりしてもおいしいですよ。

材料(1人分)

水 … 150ml

卵 … 1個

白だし … 大さじ1杯

その他お好みの具材

作り方

1. マグカップに卵を割り入れます。
2. (1)に白だしを入れ、水をゆっくり加えながら箸や泡立て器などで混ぜ合わせます。
3. ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで2分30秒温めます。
※機器によって熱の通り具合が異なるため、時間は様子を見ながら設定してください。
※具材を入れる場合はさらに加熱が必要なので、様子を見ながら10〜15秒ずつ加熱時間を増やしてください。

4. 1分ほど蒸らして完成です。

photo:Shutterstock
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対策3. セルフマッサージや呼吸などでアレルギー対策をする

花粉症の症状には花粉皮膚炎や鼻炎、目のかゆみなどがあります。
これらの症状は、ストレスや不摂生などで心身のバランスが崩れることでも悪化する可能性があるため、日頃から養生することが大切です。

たとえば
・おなかと背中をマッサージして胃腸の働きを高める
・おなかを膨らませたり凹ませたりして腸粘膜機能を高める
・あぐらを組んでからだの力を抜いた状態で目を閉じ腹式呼吸をする
といった養生方法があります。

また養生とは別に
・空気清浄機で花粉対策をする
・ツルツルとした素材の服を着て花粉の付着を防ぐ
・髪をまとめてなるべく花粉が付着する面積を減らす
といった方法も花粉症の緩和に役立ちます。

冬から春の体調不良には漢方薬も役立つ

photo:Unsplash
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これまでに紹介してきた方法以外に、漢方薬を取り入れるのもおすすめです。
漢方薬は西洋の薬に比べて効果がマイルドで副作用も少ないとされ、使いやすい東洋医学の薬です。また、体質改善が得意であり、自分に合ったものを選べば根本的な症状の改善が期待できます。

おすすめの漢方薬は症状によって異なりますが、冬から春の寒暖差などによる「自律神経の乱れ」が原因と考えられる不調を緩和するには、下記の作用がある漢方薬が選ばれます。

・気分の落ち込みを改善する
・イライラを鎮める
・血流をよくして自律神経の乱れを整える
・消化・吸収機能を改善して心やからだを元気にする

具体的におすすめの漢方薬

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
自律神経の乱れによって不足しがちな「気」を補い、胃腸を整える働きによって疲労感や倦怠感の改善を目指す漢方薬です。全身の疲労感や倦怠感の症状だけでなく、疲れすぎて眠れなかったり、免疫力強化をしたかったりする場合にも用いられます。

・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
体力が低下している人の不眠症に効果的な漢方薬です。夜間目が覚めて寝られなくなったり、熟睡した感じがなかったり、自律神経の乱れからくる精神不安や神経過敏があったりする人に用いられます。

漢方薬を使用する際の注意点

漢方薬を服用するときに大切なのは、自分のからだに合ったものを選択することです。
自分のからだに合っていない漢方薬を選んだり、間違った組み合わせで服用したりしてしまうと、効果が薄まったり副作用が生じたりする可能性が高まります。必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談して選ぶようにしましょう。

冬から春にかけての不調は3つの方法で対策できる!

photo:Unsplash
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冬から春にかけての頭痛や肩凝りといった不調は、自律神経やホルモンバランスの乱れ、あらゆる部位の収縮、花粉の飛散などが要因です。体内環境を整えることで改善・緩和も期待できますので、是非上記のような体内ケアを意識してみてください。

参考サイト
(※1)森永乳業 【春先の不調に関する実態調査】春先の心身の不調「春ダル」に要注意

https://www.morinagamilk.co.jp/release/newsentry-4104.html

photo / Shutterstock, pixabay, unsplash

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