新春に放送予定の『GTOリバイバル』に主演の反町隆史さんですが、プライベートでは2人の娘さんの父親でもあります。反抗期の時期の娘との距離感や父親としてのあり方についてを語っていただきました。さらに、今年50歳になる手前、ご自身の人生について思っていることもお聞きしました。
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反町隆史さんprofile 1973年12月19日生まれ、埼玉県出身。1994年に俳優デビューし、「ビーチボーイズ」「GTO」「相棒」などが代表作。4月1日(月)午後9:00から放送されるカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』では26年ぶりに主人公・鬼塚英吉を演じる。
2人の娘を育てたことで人間として僕自身が成長しました
――反町さんの名曲、「POISON」を赤ちゃんに聞かせると泣き止むという話が有名です。ご自身のお子さんが夜泣きをしたときは、どうしていましたか?お子さんを育ててみてどんなことを感じていますか?
うちは2人娘で、下の子は夜泣きはしない子だったのですが、上の子は赤ちゃんの時から、自我が強くて全然泣き止まず、夜中の2時に僕が運転して車を走らせて寝かしつけたりしてました。もうそんな長女も大学一年生でアメリカに行っていて、次女が高校一年生なんです。今思うと、その当時の子どもの性格って今の性格と大きく変わってない気がしていて、不思議です。同じ親から生まれ同じ環境で育っても、2人の娘はそれぞれ違う性格で個体差があって、2人を育てたことで人間として僕自身が成長できたと思っています。
2人の娘を育てたことで人間として僕自身が成長しました
――父親として思春期の子どもへはどう振る舞うのがいいのでしょうか。
反抗期とかって一時的なものだと思うんです。だから子どもが話したくなさそうだなと思った時はそっとしながら、一歩引いて「待つ」ことが大事かなって思います。これは子どもの反抗期を乗り越えたからこそ学んだことでもありますね。今だからこそこうやって話せますけど、当時は返事がないと「聞いてるのか?」と思っていましたよ(笑)。
愛情があればすれ違っても親子ではいられるって思っています
――お子さんの反抗期を振り返ってみて思うことは?
反抗期がないのもそれはそれで心配ですし、家で発散してくれるほうが安心だったりしますよね。うちの長女は小6から反抗期だったんです。高校からはアメリカに行ったのですが、たまにしか帰ってこないのにそのときも反抗期でした(笑)。今は大学生になり、もう落ち着いていますけどね。親を見て子どもは育つっていうじゃないですか?だからどんなときでも愛情を与え続けるのって大切だと感じています。愛情があればどれだけすれ違う期間があっても必ず親子でいられるって思ってます。
娘をアメリカに送り出すときは、父親として腹を括る気持ちでした
――反町さんにとって子どもとの思い出の光景とは?
うちは少し田舎に別荘があるんですが、よく家族でそこに遊びにいっていたんです。車で着いたら、子どもたちって自然の方に無意識に走っていくんですよね。2人の娘が喜んで走っている光景がすごく印象的で、今でもふとした時に思い出したりします。
あと、娘がアメリカに初めて旅立つときは、父親として腹を括る気持ちで送り出しましたね。あのときの気持ちはなんとも言えない気持ちでした。もし「助けて」って言われても助けられる距離ではないですし、そこは父親としていろんな不安がありました。男の子だったら「経験してこい!」の一言だったかもしれませんが、娘だとなぜか複雑な気持ちになりましたね。休みで日本の家に帰ってくる度に「やっと帰ってきたか…」とホッとしたり。逆にまた飛び立ってしまう時は「もう行っちゃうのか…」と寂しくなったり。
俳優を楽しめるようになってきたのはここ最近です
――人生100年時代と言われていますが、そろそろ50歳ということは折り返し地点です。今後はどのような人生を描いていますか。俳優として、父親として、どんな50代にしていこう考えていますか。
俳優は葛藤しながらやってますけど、やめたいっておもったことは一度もないですね。でも、本当にここ最近です、俳優って楽しいなと思えるようになったのは(笑)。人生についてはどうなりたいみたいな願望は、あんまりないんですよ。振り返ると、その時その時に自分が出した結論と結果がつながってきているなって思うので、その時々を大切にしています。しいて言うなら、今後は娘がどうやって人生を生きて行くのかが楽しみですね。娘の話ばかりですみません(笑)。
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撮影/平井敬治 ヘアメーク/INOMATA(&’s management) スタイリスト/二村毅(hannah)取材/小出真梨子
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