食費を節約するには、とにかく手間を省くことも必要。無理をしすぎると自炊が続かなくなるので、時短とラクさを極めることが大事です。ここでは、5人家族・月の食費2万円台でやりくりしているわたしが「こっそりやっている節約」をご紹介します。
1.フライパンは1個を使いまわす
大物の洗い物はできるだけ増やしたくないので、できる限りひとつのフライパンを使回します。
順序としては、「茹で→揚げ→焼き」が効率的。豚しゃぶを茹でたらフライドポテトを揚げて、焼そばをつくります。この順番だと、キッチンペーパーでさっと拭けば味移りしません。
中華の日は、餃子を焼いたフライパンでチャーハンをつくる。順番をすこし買えるだけで、洗い物が減って後片付けがラクになります。
2.ごはんは気持ちかために炊く
好みもあるかもしれませんが、わたしはいつも気持ちかために炊いています。この方が、炒飯やオムライスなどの炒めごはんにアレンジしやすいうえに、パラっとおいしく仕上がるんです。
食べ忘れを防ぐため、炊いたごはんはストックせずに食べ切るのが基本。余ったらだいたい炒めて消費するので、水をすこし減らして炊飯しています。
3.野菜ひとつで和えものをつくる
「副菜はできるだけ時間をかけない」がマイルール。仕事や育児をしていると、夕食づくりにかけられる時間は毎日30分しかとれません。副菜に手間をかけると時間が足りないうえに、メインおかずをつくる気力もなくなります。
限られた時間で食事を用意するために、副菜はできるだけシンプルに。食材はあれこれ使わず、野菜ひとつでできあがる“和えもの”が多いです。
茹でたほうれん草に油揚げと桜えび(乾物)を加えたら、あっという間におひたしの完成。
常温保存できる乾燥タイプの油揚げや桜エビは、野菜ひとつでも彩りが出て味も決まるので、欠かせないストック食材です。
手間を省く「ゆる自炊」を
家事や仕事、育児と両立して自炊を続けるのは、決して簡単なことではありません。
とはいえ、節約に自炊は必須。くじけずに細く長く継続するためにも、とにかく手間を抜いてラクをするのは最優先です。
無理をせず”ゆるりと”自炊を続けられるよう、できる手間を抜いて「がんばらないくふう」をしましょう。
※食材は一部ふるさと納税の返礼品を活用しています。
※わが家の食費(月2万円台)はお米代・お菓子代別です。