相州牛が絶品。地元産の食材を中心に使った夕食
夕食はダイニング「はなゑみ-花笑-」でモダン懐石に舌鼓。献立は毎月変わり、取材時の水無月(6月)はキャビアをあしらった「足柄金太郎鱒握り寿司」と7種の旬菜から始まる9品が登場しました。食前酒としていただいたのは、ホテルオリジナルの「さくらリキュール」。箱根の間伐材で作られたお箸は持ち帰りできるよう箱に入れられており、サステナビリティを大切にするはつはなならではのおもてなしです。
フカヒレの玉子豆腐、旬の桜エビをはじめとする鮮魚5種盛りに続いて、肴「イサキのポワレ 黒オリーブソース グリーンソース」がお目見え。パリッと皮目が焼かれたイサキはとても肉厚で、脂がのった春〜夏ならではの旨みを堪能しました。地元のものを中心に使っている、付け合わせの野菜もおいしい!
メインは炭香「相州牛ロース炭火焼 マデラ酒ソース」。相州牛とは神奈川県南足柄産ブランド牛で、サシの入った相州牛ロースはとろけるおいしさ……。上質な脂の相州牛を最後までおいしく食べられるように、箸休めとしての付け合わせも計算し尽くされていて、食べる人のことを第一に考える料理人の想いが伝わってきました。
御食事はイサキのポワレの時からテーブルで炊いていた小田原米「はるみ」。釜で炊いたごはんは、おいしくないわけがありません……! 「鴨の治部煮と丸茄子の揚げ出し」とともに、ふっくら炊きたてごはんを堪能しました。
そのまま寝られる幸せ。客室で「おこもり湯治セラピー」
ご褒美旅なら、最後は客室でマッサージがおすすめ。2024年6月よりセラピストが自分の客室まで来てくれる「おこもり湯治セラピー」が提供開始されています。温泉に入ってからマッサージを受けて癒やされ、そのままベッドで寝られるのは至極の幸せです。
60分コース(19,000円)は足つぼ+背面のボディケア+ヘッドケア。特に足つぼがとても気持ちよく、セラピストさんが的確につぼを押してくれたことが印象的でした。硬くなった足裏がほぐされると、重だるかった足もスッキリ! 白檀の香りがするお香とヒーリングミュージックにも癒やされていると、いつの間にか意識は遠い彼方へ……。足はオイルマッサージ、背面&ヘッドはドライマッサージです。
朝ごはんもおいしい……豪華な和朝食&洋朝食
翌朝もよく晴れ、ダイニング「はなゑみ-花笑-」の湯坂山を望む席で朝食。朝の柔らかな光を浴びながら味わうと、とても贅沢な気分になりました。
和朝食または洋朝食から選ぶことができ、和朝食は小田原籠清のかまぼこ、焼き魚、温かいお豆腐など、小田原米「はるみ」と一緒に味わえる豪華なおかずの数々。洋朝食はオムレツを中心に、神奈川県・清川村産「清川恵水ポーク」のソーセージやベーコンを味わえます。どちらも水耕栽培で育てた秦野野菜のサラダが付いていて、そのフレッシュなおいしさに思わず笑みがこぼれました。
洗練された空間で滞在を楽しみながら、温泉や食事を大満喫できる「はつはな」。チェックイン〜チェックアウトまで、ホテルから一歩も出たくなくなるほど心地よかったです。女子旅や彼との旅はもちろん、母娘水入らずの旅にもぴったり。自分へのご褒美として、箱根への温泉旅を計画してみてくださいね。
・はつはな
電話番号:0460-85-7321(受付時間10:00~19:00)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
HP:https://www.hakone-hotelhatsuhana.jp/
(撮影・取材・文:小浜みゆ)
※この記事は2024年07月05日に公開されたものです