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編集部員がぐっときた本4選![ちょっとひと息。コラムの時間ですよ! from FUDGE.jp編集部 vol.29]

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FUDGE.jp編集部がお気に入りのファッションやビューティ、日々の暮らしがちょっと楽しくなるアイテムをご紹介するコラム。編集部のメンバーの個性が垣間見える偏愛アイテムについても語っていきたいと思います。忙しい毎日の中でちょっとひと息、ゆるりと楽しんでいただけたら嬉しいです!

今回のテーマ【編集部員の愛読書】

数ある小説、雑誌、漫画、絵本、アートブックなどの中で、その人がどんな本を選び、どんなことを感じているのか……意外と気になるところ。今回は編集部員お気に入りの本をご紹介します。

編集RY:永遠のバイブル「もものかんづめ」

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好きな本や作家さんは多いのですが、おすすめするならやっぱり、敬愛してやまないさくらももこさんの作品。その中でも一冊に絞るなら、やっぱり、やっぱり、「もものかんづめ」!

本書は作者の初エッセイであり、さくらももこの原点を語る大ベストセラー。誰でも思わずクスッと笑ってしまうような、くだらないけどたまらない、日常のエピソードがぎゅっと詰まっています。

私が初めて読んだのは、たしか小学3年生の夏休み。書店で見かけて「ちびまる子ちゃんの漫画かな?」と思い、買って帰ったのに、開いてみると活字が並んでいて落ち込んだのを覚えています(笑)。しかし、試しに読んでみると、面白くて面白くて。それまで本を読むのが苦手だったのに、あっという間に読破。そこから今日まで、さくらももこさんの世界にずずずーっと引き込まれています。

学生の頃は「こういう面白い大人もいるんだ」と呑気に思っていたのですが、大人になった今、改めて読むとグッとくるものがありました。きっと梅雨のゆううつな気分も吹き飛ばしてくれる、そんな、あたたかい一冊です。(自然とニヤニヤしてしまうので電車で読むのはおすすめしません)

編集RY
ファッションもカルチャーもレトロが好き。休日は、喫茶店や銭湯、レコードショップに出没。最近は父からおさがりでもらったビートルズのレコードをヘビーローテーション中。憧れの人はさくらももこさん。

編集MS:一気読せずにはいられない、恋愛ミステリー「傲慢と善良」

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9月に実写映画が公開されることで、改めて話題になっている「傲慢と善良」。この本を読んだきっかけは、2人の友人に薦められたから。1人目に薦められた時に気にはなっていたものの読んでいなかったのですが、しばらく経って2人目に薦められた時にこれは呼ばれているのかも!と思い手に取りました。冒頭で婚約者が失踪してしまい、その謎を追っていく恋愛ミステリー。前半は男性、後半は女性目線で話が進んでいくんですが、それぞれに自分にもそんなところあるな…と思う部分がある。自分の傲慢さに気づかれてちょっぴり苦しくなる、でも続きが気になって一気に読まずにはいられない、そんなお話でした。全部読み終わるとずし〜んと気持ちが重たいんですが、最後の朝井リョウさんのちょっとおどけた書評でふっと心が軽くなる。“ぐっときた本”と言われた時にこの感覚を思い出して、選びました。

編集MS
お姫様のようにわがままな、ミニうさぎの“えに”が相棒。最近の移動はだいたいLUUP。韓ドラをこよなく愛し、最近は「ソンジェ背負って走れ」に夢中。

編集ST:人生の先輩たちから教えてもらうこと

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ジャンルは異なるけれど、どれも豊かなキモチになれる本たち。1冊目は、昭和の小説家・獅子文六の隠れた名作『コーヒーと恋愛』。50年以上前の小説なのですが、会話や話のテンポが良くて、すいすい読めてしまう、昭和の恋愛漫画。この小説で、本当か嘘かコーヒーを淹れた時の感情がコーヒーの味にも影響するんだ!というのを知りました。(例えば、彼に嫉妬しながらコーヒーを淹れたら、まずい味になるとかね)。2冊目は、『水木サンの迷言366日』。名の通り、「ゲゲゲの鬼太郎」作者・水木しげる先生による、ありがたい迷言が366日分、書かれたもの。日めくりカレンダー感覚で楽しめて、読むと悩みもふっとびます。3冊目は、漢方の丁先生とイラストレーターの南伸坊氏による、『丁先生、漢方って、おもしろいです』。2人の軽快なトークで漢方の面白さがわかる本です。中でも飢餓に苦しむ地域がなぜ子沢山なのか、という内容はすごく興味深かったです。(くだけた内容なので読みやすいです!)

他にもいろいろおすすめの本があるので、またご紹介できるときを楽しみにしてます。

編集ST
ねこと温泉とお笑い好き。夏は久しぶりに海や避暑地で楽しみます。水出しコーヒーや紅茶にハマって、手作りちゅう。

編集AO:わたし的おすすめ4冊

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どうにも1冊に絞れずセレクトした4冊。今まさに読んでいるのが、岸本佐知子さんのエッセイ集『わからない』。タイトルとなんだかよくわからないイラストに思わず手に取り読んでみると、いい意味で普通ではないのです。「え、おもしろい。なにこれ」が最初の正直な感想。そうして読み進めると、岸本さん独特の角度から見た日常の出来事と世界観に一気に引き込まれてしまうのです。まだ読み途中ですが、電車で読みながら笑いをこらえたのが「たぶん死ぬまで忘れない一つの単語」という章。とにかく気になった人はここだけでも読んでみてほしいです。
つぎにお気に入りは、中前結花さんの『好きよ、トウモロコシ。』。こちらもエッセイ本なのですが、冒頭の章で(大袈裟ではなく)号泣。読んでいると、自分の思い出と何度も重なり、そういえば私もこんな気持ちになったよなあという恋しい記憶が蘇りました。そして私の人生のお守りのような存在となっているのが益田ミリさんの本です。選びきれませんが、『僕の姉ちゃん』シリーズは中でも好き。人生を軽快に生きる姉ちゃんのセリフにクスッと笑えて、自然と元気が湧いてきます。益田ミリさんの本は読むタイミングごとに違った気づきをもらえて、何度読んでも飽きません。そして最後は藤岡拓太郎さんのマンガ『夏がとまらない』です。ただのギャグマンガではない、狂気と不気味さと優しさが詰まっています。読んでいる私は、ぐふふふと、気持ち悪めの笑いがとまらないのでした。

編集AO
最近はアニメ欲が爆発しており、先日は映画『ルックバック』を鑑賞。家では『怪獣8号』、今更ながらやっとハマった『僕のヒーローアカデミア』をよなよな一気見している。

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