月一回行っているオンラインイベント・VERY児童館。先日の英語リトミックの回は特に大盛況で、終了後に「自宅でも英語に触れさせたいけど、何をしたらいい?」という声が多数寄せられました。今回はそんな声にお応えして、講師として来ていただいたポピンズさんに0歳からでも楽しめる読み聞かせ絵本をピックアップしてもらいました。どれもわかりやすい英語が並んでいるので、大人もリラックスして楽しめること間違いなしです。
おうちで英語、おすすめは「絵本」。
選びの基準は?
自宅で日常的に英語に触れさせるなら、絵本の読み聞かせの時間を英語にしてしまうのも手、とポピンズさん。赤ちゃん向けの簡単な単語が並んでいるので、親も気負わずに読み聞かせてあげられるのがよいのだとか。たくさん種類があるなかでポピンズさんが教材などでピックアップする選びの基準は、「数字や色、形、天気、感情などを学べて、絵が豊富で明確であるもの」とのこと。あまり難しく考えなくても、日本語の赤ちゃん向け絵本とも似ている感覚かもしれませんね。
ポピンズ推薦!
おすすめの英語の絵本6選
ポピンズさんのスクールでは季節に合わせた絵本や、トイレトレーニングなど実践的な絵本までさまざま教材として扱っているとのことですが、今回は赤ちゃんのための初めての一冊をテーマに、年間通して繰り返し楽しめる英語絵本をいくつかピックアップしていただきました。
①『My Car』/Byron Barton
サムお兄さんが、自分の愛車をとても丁寧に紹介してくれる乗り物絵本。簡潔な絵とシンプルな文章ながら、洗車シーンにガソリン給油、ワイパーが動くところなど詳しい描写が興味を惹く一冊。著者のバイロン・バートンの作品には、電車、飛行機などほかの乗り物シリーズも。乗り物に夢中な男の子にぴったり!
②『Spot Goes to School』/Eric Hill
主人公のスポットは、好奇心旺盛な小さな犬。学校での新しい冒険にワクワクしているスポットと一緒に文字や色を学び、友だちを作って…。明るくてカラフルなイラストも魅力、初めての英語の絵本として人気のシリーズです。角が丸めてある、分厚く丈夫なボードブックだから、赤ちゃんが触っても安心!
③『Maisy’s Wonerful Weather Book』/Lucy Cousins
朝起きたら、カーテンを開けてみよう。今日の天気は、晴れ?雨?それとも…? タブをひっぱると、雨がざぁざぁ降る様子が表現されていたり、虹が出てくる様子が見られたり…。日本でも大人気のネズミのメイシーちゃんと一緒にお天気を楽しめる“しかけ絵本”。
④『Hooray for Fish!』/Lucy Cousins
ネズミのメイシーちゃんシリーズで知られるルーシー・カズンズ作。しましま模様、水玉模様、ゾウみたいな魚…など、形・色・模様の異なるさまざまな魚が登場。きれいな魚たちとの新しい出会いと、リズミカルな言葉遊びで楽しく読み進められます。繰り返し読みたくなると人気!
⑤『MiX iT UP!』/(Herve Tullet)
フランス人の画家、エルヴェ・テュレが手がけた、色彩の美しさが目を惹く「色」の絵本。色をポンと押すと、他の色が集まってきて、手を置いたら手の形に。混ぜてみると、色が変わる…! 目で見て、触って、楽しめる実際に絵の具で遊んでいるような感覚になれる一冊。
⑥『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』/Bill Martin Jr・Eric Carle
くま、アヒル、うま、ネコ。子どもたちが大好きな動物たちが、次の動物を紹介してくリレー形式で展開。繰り返しの文章がリズミカルで、“リズムに乗っているうちに英語に馴染む”ことができるから、最初の一冊にもってこいの絵本です。『はらぺこあおむし』でおなじみのエリック・カールによる見開きいっぱいにのびのびと描かれた、明るく躍動感あふれるイラストも興味を誘います。
どれも0歳からの読み聞かせにぴったりの初心者向けとのことなので、ぜひおうち遊びのひとつとして英語の絵本を親子で楽しんでみてください。
コロナ禍で出産されたママたちと繋がりたい!応援したい! と始まった「VERY児童館」。お家時間が長くなっている新米ママのみなさんの、ちょっとした息抜きや気分転換になれるようなオンラインでの集いを月に一度開催しています。
撮影/公文一成(光文社写真室) 取材・文/北山えいみ