乾燥肌や敏感肌など、トラブルを抱えた肌のスキンケアにも選ばれることが多い「セラミド配合」の化粧水。ひとくちに「セラミド」といってもさまざまな種類があるため、どれが自分の肌に合っているか迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は選び方のポイントのほか、30代〜40代の肌に合うものや家族みんなで使えるものなど、ママたちにおすすめの名品をご紹介します。
「セラミド」とは?効果は?
撮影/須藤敬一 *【時短美容】ママの『目元ケア』7選!朝にサッと塗るだけ より
セラミドとは、肌のうるおいをキープする
保湿機能をもった成分
の一種。キメ細やかなハリツヤ、そして肌の
バリア機能を正常に保つ
ために必要な成分です。肌にもともとある成分ですが、加齢にともないその量は減少傾向に。セラミドが不足すると肌が乾燥し、ゆらぎやすくなってしまいます。
セラミドがしっかりあると紫外線や花粉などの外的ダメージからの影響もうけにくくなり、
肌トラブルを防ぐ
ことができます。不足したセラミドを化粧水などで外側から十分に補うことでトラブルの予防にもなるため、
乾燥肌や敏感肌のケア
にぜひ取り入れたい成分です。
セラミドの種類とそれぞれの特徴は?
「セラミド」にはさまざまな種類が。代表的な4つについて解説します。
ヒト型セラミド
人の皮膚にあるセラミドと似た構造をしているため、肌への刺激が少なく、保湿力と浸透力に秀でているのが特徴。高価なものが多いですが、乾燥に悩む人はぜひ選びたい成分です。[セラミド+数字やアルファベット]の形で表記されることがほとんど。
成分名:セラミドAP、セラミドNP、セラミドEOP など
動物型セラミド
動物の脳や脊髄から抽出されたセラミド。こちらも人の皮膚のセラミドに構造が近く、保湿力や浸透力に優れています。ヒト型同様に値段はやや高め。
成分名:セレブロシド、ビオセラミド など
植物型セラミド(植物由来セラミド)
米ぬかや大豆など植物から抽出されたセラミド。保湿力もありますが、肌への刺激が低い点も重宝されています。
成分名:コメヌカスフィンゴ糖脂質、グルコシルセラミド、加水分解コンニャク根、ユズ果実エキスなど
擬似セラミド(セラミド類似物質)
セラミドの構造をもとに設計し、合成されたセラミド。ヒト型など天然型セラミドに比べてリーズナブルなため、多く安定的に配合することができるのがメリットです。
成分名:ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド など