家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。貯金ができないと感じる人は、何から始めたらよいのでしょう。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、貯金がない人でも今すぐ始められる家計の見直し術をご紹介します。
(1)今月の支払額を確認してみる
貯金が苦手な人は、毎月どれだけの支払いがあるかもよく分からないという人が多いものですよ。
気づけば毎月たくさんの支払いに追われ、給料が入ったと同時に、次の給料までお金が足りるか心配するような人も多く見られます。
そのような人こそ、まずは今の現実と向き合うことからスタートすることが大切です。
クレジットカードの支払額を確認したり、引き落としになる支出の総額を計算したりして、自分でも毎月いくら払っているかが分からない状況を改善することから始めましょう。
(2)1週間買い物を控えてみる
貯金ができないことに悩んでいるのなら、そもそもの収入が足りていないのか、それとも支出が多すぎるのかを確認する必要があるものですよ。
支出が多すぎると感じるなら、まずは1週間、最低限の食事とお付き合いに限定し、それ以外の買い物を控えてみると、どれくらいの支出で最低限の生活が維持できるか分かるでしょう。
その上で、毎月どれくらいまでならお金を使っても大丈夫なのか、あらためて計画を立ててみると、これまでよりも正常な範囲の支出で済ませることが可能になるはずですよ。
(3)何か一つやめてみる
贅沢しているつもりはないのに、支払いが多すぎると感じるなら、何かひとつやめてみることを実践することから始めてみてはいかがでしょうか。
例えば、しばらく利用していないのに契約しっぱなしのサブスクを解約する、毎朝購入していたカフェのドリンクを週1日減らしてみる、デザートを購入する頻度を減らすなど、やめてもそれほど苦痛でないと感じることから始めてみると、意外と簡単にやめてもいいことが見つかるかもしれません。
少しでも節約する習慣がついたら、他にもやめられるものがないか探してみると、さらに節約できるものが見つかる可能性もありますから、浮いた支出を貯金にすることから始めてみると簡単です。
貯金は日々の積み重ねから
貯金ができないところからできるようになるには、収入が増えない限り、今と同じ生活のままでは何も変わらないものです。
ちょっとした支出や習慣を見直して、まずは簡単にできそうなことから始めてみると、徐々に節約が楽しくなって、もっとがんばりたいという意欲につながることもありますよ。
貯金ができない人は、始めてみてもすぐに挫折してしまう人が多いので、自分なりに無理なく長く続けやすいと感じることから着手してみてくださいね。