2. キッチンの油汚れ落とし
無水エタノールは油に溶ける性質があるため、キッチンの油汚れを落とすのに最適です。無水エタノールを染み込ませた布でコンロ周りや換気扇などを拭くと良いですよ。引火性なので、火は必ず消してください。
換気扇のような高い場所は直接スプレーする方法がおすすめ。目や肌に付かないよう注意しましょう。頑固な汚れは、キッチンペーパーに無水エタノールを染み込ませて汚れに当て、数分放置してから拭き取ると簡単です。
3. 冷蔵庫内の拭き掃除
冷蔵庫内にソースや汁物がこぼれてしまったときは、無水エタノールで拭くと良いですよ。除菌もできるので一石二鳥。パッキンの溝やトレイの縁は綿棒を使うと、隅まできれいになります。
毎日開け閉めする扉部分も意外と汚れているもの。無水エタノールで拭くと新品同様の輝きが戻るかもしれません。
4. お風呂・洗面所・トイレのカビ予防
お風呂や洗面所、トイレは気をつけていてもカビが発生しやすい場所ですよね。何度も復活するカビにお困りのときは、無水エタノールを吹き付けてみてください。カビ予防が期待できますよ。精製水で80%程度に希釈し、浴槽や洗面台、便座などにスプレーします。
原液だとすぐに蒸発してしまうため、希釈するのがポイント。掃除のあとにスプレーしておくときれいな状態をキープできます。
また、発生してしまった黒カビには、希釈した無水エタノールをスプレーする方法がおすすめ。15分ほど放置し、仕上げに無水エタノールを染み込ませた布で拭き取れば完了です。
5. 窓の拭き掃除
せっかく窓を拭いたのに跡がくっきり…という経験はありませんか?水拭きすると乾くまでにホコリが窓に付着してしまいます。無水エタノールならすぐに蒸発するため、跡が残りにくいですよ。
無水エタノールを窓にスプレーし、すぐに拭くのがきれいに仕上げるコツ。鏡も同様に掃除できますが、洗面所や浴室など曇り止め加工が施されている鏡は、コーティングがはがれるおそれがあるため避けてくださいね。
6. 落書き落とし
お子様の落書きは、油性ペンやボールペンなどで描かれていることも多く、なかなか跡が消えませんよね。そんな落書き跡を消したいときには、無水エタノールを試してみましょう。無水エタノールは洗浄力が高いため、落書きも落としやすいですよ。
無水エタノールを布に染み込ませて軽く拭きましょう。ただし、フローリングやニス素材の家具などは変質や変色のおそれがあるため、使用は避けてください。目立たない場所で試してみるのも一案です。
7. シールはがし
壁や家具に貼られたシールがうまくはがれないときは、無水エタノールを直接スプレーする方法を試してみてください。シール全体にスプレーしたら、乾いた布で拭き取ればOK。べたつくことなくはがせますよ。
家具や壁の材質によっては無水エタノールが使用できない場合があるため、スプレーする前にきちんと確認しておきましょう。
8. 畳のカビ落とし
畳にカビが生えてしまったとき、水拭きするとかえってカビが広がってしまいます。カビの原因となる水分がほぼ含まれていない無水エタノールなら、カビを落としながら除菌もできますよ。
精製水で80%程度に薄めた無水エタノールを畳にスプレーし、使い古しの歯ブラシでやさしくカビをこすり落とします。最後に畳の目に沿って乾拭きすればOKです。
汚れた歯ブラシを使うとカビが広がってしまうので、無水エタノールを紙コップに少量入れておき、歯ブラシをすすぎながら作業してくださいね。