40代で疲れが取れないのは、加齢だけが原因ではありません。生活環境や体の変化などさまざまな原因がありますが、食事によって改善可能なものもあります。そこで本記事では、40代で疲れが取れない人こそ食べるべき食事について解説します。
40代の疲れの原因とは
疲れの原因となるのは、活性酸素による酸化ストレスといわれています。40代になると筋肉量の減少によって活動に多くのエネルギーが必要になるため、より多くの活性酸素が発生します。体内での抗酸化作用による活性酸素の除去に比べ、発生する活性酸素が多くなったときに疲れを感じやすくなります。
疲れが取れない人が食べるべきもの
40代で疲れが取れにくいと感じている場合、活性酸素を除去する抗酸化物質や、筋肉量を増やすたんぱく質などの栄養素を摂取し、疲れにくい体を作る必要があります。
ここでは、疲れが取れない人が積極的に食べるべきものを紹介します。
豚肉
豚肉には、糖質をエネルギーに変換するのをサポートする働きのあるビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1をしっかり摂ることで、効率的にエネルギーを産生し、疲れにくい体を作ることができます。
ビタミンB1は「アリシン」と一緒に摂ると、吸収が良くなります。そのため豚肉は、アリシンを多く含むニラ、ニンニク、ねぎと一緒に食べるのがおすすめです。
鶏肉
鶏肉は高たんぱく、低カロリーの食材で、筋肉量を増やしたいときにおすすめの食材です。特に、ムネ肉には「イミダゾールペプチド」という、強い抗酸化作用を持つ物質が含まれており、疲労を軽減する効果があるとされています。
未精製の穀類
胚芽米や玄米などの未精製の穀類には、ビタミンB1が豊富に含まれています。豚肉と同様に、エネルギー代謝が効率的に行われるのをサポートしてくれます。精製された白米を食べるよりも、疲労回復効果が高いので、主食は未精製の穀類を取り入れてみましょう。
果物
果物にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つ栄養素で、疲れの原因となる活性酸素の除去に役立ちます。
果物の中でも、特にレモンやオレンジなどの柑橘類、イチゴ、キウイフルーツ、アセロラなどに多く含まれるため、果物を食べる際にはこれらを意識して食べましょう。
梅干し
梅干しには疲労物質である乳酸の蓄積を抑える効果のある「クエン酸」が含まれています。クエン酸は、体内のエネルギー産生に不可欠な成分です。十分なクエン酸があることで、円滑なエネルギー代謝が行われ、疲れにくい体を作ることができます。
【参考】