大屋夏南<連載コラム>第2月曜日更新
モデルの大屋夏南が
ありのままに自由でいるための
カナ的イズムを書き綴る♡
ずっと見て見ぬフリをしてきたこと/夏南の法則Vol.142
2025年が始まって、あっという間に1ヶ月が経ちましたね。
昨年末の回で、今年は体調を崩さなかったと書いて納品した矢先にインフルエンザと扁桃炎になり、10日間ほどベッドで過ごしました。
やっと体が回復してきた頃には、お正月が明けて世の中はすっかり通常運転モード。私は年を越したというよりは、峠を越したようなボロボロの体を引きずりながら、せめて少しだけでも新年の風を感じたいとお正月の残り香にしがみついたスローなスタートでした。
どんな1年にするかムードボードを作っていたのが、思いっきり体調を崩した後だったのと年末にしたいくつかの体の検査結果が戻ってきたタイミングだったこともあって、今年は本格的に体をケアする1年にしようと決意しました。
これまではヨガやピラティスなどの運動を好み、週に一回のパーソナルトレーニングではハードなワークアウトで攻めるというよりは体のチューニングのようなトレーニングをしていたので、負荷の多い運動はあまりしてきませんでした。
別にマッチョになりたいわけじゃないし、体重を落としたいわけでもないから、ジムでうおぉーとダンベルをあげたり、トレッドミルでゼエゼエしたりする必要はないと思っていました。そもそも、そういう類の運動が好きじゃない。
でも、自分の筋肉量や心肺機能などもチェックした結果、私にはウェイトトレーニングと有酸素運動が必須だということが判明しました。
正直、薄々気づいてはいましたが長年見て見ぬフリをしてきた事実をデータと一緒に突きつけられると、もう逃げ場はありません。ついに向き合うタイミングが来たか…と腹を括ることにしました。
どうせやるならと、運動量や体の状態を細かくチェックできるスマートウォッチも買いました。“ジムは時間ができたら行くもの”から、“ジムは時間を作って行くもの”に考え方をシフトし、毎朝今日はどこに運動を組み込めるだろうか?と自分のスケジュールとやることリストを見るようになりました。
とは言っても、さすがに毎日ジムには行けないので、そういう日は撮影の待ち時間に腿上げやスクワットしたり、隙間時間にYouTube見てエアロビみたいなものをやったりしてます。
今年は体調を崩すたびに何事も健康な体があってこそ!と思い出したように気にかけるのではなく、一生付き合っていく、替えのきかない体だから、“こまめに手入れし続けるマインド”を育てていきたいです。
素敵な1ヶ月でありますように♡
プロフィール
大屋夏南
1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、スタイルブックや旅エッセイガイドを出版するなど幅広く活躍中。