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創業1672年。長野松本最古の飴屋〈山屋御飴所〉の「板あめ」[旅するデザイナーがおすすめするお土産たち!]

「FUDGE Marché(ファッジマルシェ)」2025年も開催決定!

旅と想いや歴史を感じるお土産が大好きで、皆さんにもご紹介したいと思いはじまりました。デザイナーのrumiです。

パリパリ食感が楽しい!松本最古を誇る工芸品のような「山屋御飴所」の飴

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少し前に友人に会いに長野県松本市に行った時のこと。どうしても買いたかったお土産があり、とてもレトロなファサードの飴屋さんに向かいました。

松本市は毎年クラフトフェアが開催されるほど民芸の町としても知られていて、お土産品もいろいろと充実しています。実は最近まで知らなかったのですが、その中でも松本の名産と言われているのが「飴」。毎年1月に松本市では「松本あめ市」が開催されています。松本土産として飴はとても人気があるのだそう。

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最盛期には飴屋が20軒以上もあったという松本。しかし、現在は老舗の3軒を残すのみとなってしまいました。松本最古を誇る「山屋御飴所」は、なんと創業は今から353年前の寛文12年(1672年)!5代将軍、徳川綱吉の時代。ここまで続けるということは簡単なことではなかったと思います。昔すぎて1672年がうまく想像できませんが、ファサードと同じくお店の中も趣があり、353年前の空気を感じられるかもしれません。

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今回お土産に購入したのが、レトロな民芸調のパッケージデザインが人気の「板あめ」。風情あるデザインがとても可愛らしいです。これはお土産にしたら喜んでもらえそうです!

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そっと開けると板状の飴が綺麗に並んでいます。飴というと丸い飴を想像するかもしれませんが、ここ「山屋御飴所」の一番の名物飴は板状で、落花生が入っています。パリパリ、ポリポリ、と噛み心地の良い食感が特徴なのです。

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薄い板状の飴は、どこか工芸品のよう。

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シンプルな材料で作られた「板あめ」は、素朴で優しい甘みと、落花生の香ばしい風味がとても上品です。

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賞味期限も60日と長めなので、お土産にもぴったりです。

草間彌生ファン必見!国内外から大人気の水玉ワールド全開「松本市美術館」

松本市に来たらぜひ訪れてほしいのが「松本市美術館」。街のシンボルとも言える「松本市美術館」は、2002年4月に開館し、20周年のタイミングの2022年4月にリニューアルオープン。鑑賞の場、表現の場、学習の場、交流の場の4つを柱に、地域に根ざす総合美術館をめざしています。ここでは松本に縁のある作家を中心とした作品展示を行っています。

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美術館正面入り口にある高さ10メートルを超える巨大な野外彫刻作品、草間彌生さんの「幻の華」は圧倒的存在感を放ち、国内外から撮影スポットとして大人気。松本市出身の世界的なアーティスト、草間彌生さんの1950年代から近作まで400点余りの作品がこの美術館に所蔵されているとのこと。

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中庭の広場には美しい芝生が広がり、ゆったりとカフェレストランでここだけの特別な時間を過ごすことができます。

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自動販売機も水玉模様。

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おそらくコカ・コーラであろう缶も水玉模様。

「松本市美術館」では草間彌生さんの現在から原点までを遡って、草間ワールドに入り込むことができます。ここは間違いなく草間彌生ファン必見の美術館なのです。松本駅から徒歩12分なので、アクセスのしやすさも◎です。

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