お台場にある「イマーシブ・フォート東京」が、誕生1周年を迎える2025年3月1日(土)にリニューアルオープンしました。レッツエンジョイ東京編集部はいち早く施設を訪問。新しくなった注目の作品を体験レポートします!
“より濃密なイマーシブ体験”ができる施設へと進化/イマーシブ・フォート東京
お台場にある「イマーシブ・フォート東京」が、より濃密なイマーシブ体験ができる施設に進化。誕生1周年を迎える3月1日(土)にリニューアルオープンしました。
商業施設「ヴィーナスフォート」の跡地に2024年3月に誕生した「イマーシブ・フォート東京」は、“完全没入感”(=イマーシブ)を味わえるライブ・エンターテイメント施設。
施設内には、現実かのようにさまざまな世界や事件にのめり込んでしまう体験(イマーシブ体験)ができるアトラクションやレストラン、ショップが勢ぞろい。複数のイマーシブ体験のみで構成される施設としては世界初として、開業前から話題を呼んでいました。
▲撮影:レッツエンジョイ東京編集部
そんな「イマーシブ・フォート東京」が、より濃密でプレミアムなイマーシブ体験ができる施設として進化。新コンセプト“さあ、感動の最前列へ”のもと、誰もが最前列で物語を目撃できるイマーシブシアター作品が展開されます。
また、館内全体の雰囲気もレッドカーペットを敷き詰めたプレミアムな雰囲気にリニューアル。入り口からレッドカーペットを歩くことで、贅沢な気分を味わいながら各作品を体験できるようになりました!
ここからは、いち早く注目作を体験してきた編集部がその楽しみ方やポイントを詳しくお届けします♪
人気シアター「ザ・シャーロック」の新作を体験
編集部が今回体験してきたのは「ザ・シャーロック ~ジェームズ・モリアーティの逆襲」。世界で最も有名な名探偵シャーロック・ホームズをテーマにした、開業時からの人気シアター「ザ・シャーロック -ベイカー街連続殺人事件-」の新作です。
前作と同様、リアルに再現された19世紀のロンドンの街を舞台に、登場人物の心の奥底に秘められた真実に迫るミステリーが展開されるのですが、新作ではこれまでの物語を序章とした二幕制に一新。前作に新たなセリフやシーンに追加して再編集した第一幕と、新たなストーリーで展開する第二幕、計120分の壮大な作品としてパワーアップしました。
SHERLOCK HOLMES, DR. WATSON, and are trademarks of Conan Doyle Estate Ltd.®
≪ストーリー≫
1894年のロンドン、ベイカーストリート。
ある日、シャーロック・ホームズのオフィスを一人の女性が訪ねてくる。
「数日前から行方不明になっている婚約者を探してください。」
早速、婚約者の捜索に乗り出したホームズと相棒ワトソン。
同じ頃、ロンドンの街で“連続猟奇殺人事件”が発生する。
ロンドン警察のレストレード警部は、ホームズにこの殺人事件の捜査協力を依頼する。
全く繋がりのなかった二つの事件を捜査するホームズだったが、とある真相に辿り着いた時、あの宿敵の影が見えてくる。
やがて、名探偵シャーロック・ホームズに最大の危機が襲いかかる。
二つの事件の裏側に隠された驚愕の真実とは?
ポイント①どこを見るかで楽しみ方が変わる!壮大なストーリー
作品の最大のポイントは、さまざまな場所で同時多発的に事件が起こっていくこと。
ゲストは空間内を自由に探索できるので、自分の好きなシーンを自分の見たい位置で体験することができるんです!謎を解いていくホームズの後を追いかけても良し、事件に関係のありそうなキャラクターを追いかけても良しと、選ぶ行動によって物語が変わるのは面白いですよね。
▲娼婦宿でホームズとレスレード警部が捜査するシーン(撮影:レッツエンジョイ東京編集部)
編集部は、ホームズの事務所にて物語のヒロインであるシャーロットが婚約者の捜索を依頼をする場面や、娼婦宿でホームズとレスレード警部が捜査する場面、酒場に黒いケープの謎の男ジョン・ミラーが登場する場面、そしてそのジョン・ミラーが・・・とさまざまな場面を目撃!
その瞬間、その場所でしか味わえない体験に興奮しっぱなしでした!
全く同じシーンに遭遇することはなかなかないそうで、すでに何回もリピートしている方もいるのだとか。
中にはペンとメモ帳を持って熱心に推理している方や、移動するキャラクターを先回りしてベストポジションで事件が起こる様子を見ている方もいらっしゃいました!
また物語の中には伏線や謎が数多く散りばめられているので、鑑賞後に参加者同士でどんな場面を目撃したかを話し合って楽しむのも良さそうです♪
ポイント②世界観に没入できる!多彩な演出に注目
本作品に足を踏み入れてまず目に飛び込んでくるのが、広大なスケールで再現された19世紀ロンドンのベイカーストリート。ここで『シャーロック・ホームズ』の世界に完全に引き込まれます。
施設内を探索する中でも、作品を盛り上げる演出に目が留まりました。例えば、数学が得意なホームズらしく事務所の黒板には無数の数式が書かれていたり、たくさんの本が積み上げれていたり、登場人物は精巧に作られた19世紀当時の服装に身を包んでいたりと、世界観にスッと入り込めるような工夫がたくさん!
▲(撮影:レッツエンジョイ東京編集部)
またゲストは、演者の息遣いの届く“超至近距離”で体感できるのもポイント。
迫力満点のやり取りを間近で見られるので、まるで自分も登場人物になった気分で、犯人は正体は誰なのか推理を組み立てることができますよ!
ポイント③衝撃の結末を目の前で!因縁のキャラクターも
▲第二幕冒頭の葬儀のシーン(撮影:レッツエンジョイ東京編集部)
第一幕で展開される衝撃のラストシーンを受けて、物語は第二幕へ。第二幕は全く新しいストーリーになっているため、前作を体験したという方も楽しめること間違いなし。
そしてここでホームズの宿敵である、因縁のジェームズ・モリアーティ教授が登場します!そこから「まさか・・・!」と思わず声を出してしまうようなストーリーが展開されていき、ゲストは衝撃の結末を目の当たりにします。
その衝撃の結末に、半ば放心状態のまま終演。
一度体験しただけでは全てを理解できなかったので、すぐに二回目を体験したくなりました!どんなストーリーが展開されているのか、ぜひその目で確かめてみてくださいね。