isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2025年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
別の真実を欲するならば
今週のおひつじ座は、スナフキンがハーモニカで作曲するときのように、徹底的に自分の世界に入りこんでいこうとするような星回り。
ムーミン・シリーズの作者として知られるトーベ・ヤンソンは、彫刻家であった父の影響もあって、伝統的な手法による絵画作品も制作していました。
そのなかでも、自画像の多さは際立っており、生涯で40点近い自画像を描いたゴッホのように、トーベもまた制作を通じて自己と向き合うとする傾向が非常に強かったことが分かります。
あなたもまた、じぶんの自閉性にさからわず、孤独になることで、物語を紡いでいきたいところです。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ざわわ、ざわわ
今週のおうし座は、自身の根底にあるロマン主義的な精神を取り戻していこうとするような星回り。
『葉桜の中の無数の空騒ぐ』(篠原凡)という句のごとし。
桜の花びらが散って「葉桜」の季節になると、日射しがそれまでより強く、空もよりいっそう明るくなってくる。この句ではそんな季節の移り変わりを「葉桜の中の無数の空」という表現によってじつに見事に捉えています。
あなたもまた、風雲急を告げる世界情勢の中で、ますます多くの人たちから見えにくくなってしまっている真理とは何かということを意識して過ごしてみるといいでしょう。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
亡命ちゃん
今週のふたご座は、「里」の支配原理から背いて、そこから離脱していこうとするような星回り。
山中で修行をする行者である山伏(やまぶし)の祖とされる役小角(えんのおずぬ)は、7世紀後半、ちょうど天皇制が始まり、日本で仏教と祭祀という基盤の上に法的機構をそなえた国家として、大和朝廷がみずからを構成しはじめた時代に登場してきました。
山は貴重な水源であり、遠くから手を合わせることはあっても、みだりに入っていくものではないという里(=平地の民)の価値観や掟を自覚的に破ることで、大きな価値転倒を実行してみせたのが役小角であり、山伏の本質もそこにあったわけです。
あなたもまた、山林に亡命する民の先駆としての役小角よろしく、何らかの形で既存の掟を自覚的に破っていくことがテーマとなっていきそうです。