寺院や商店街が点在し、歩くだけで昔ながらの日本の風情を感じられる日暮里エリア。この街に暮らすAnneが、とっておきのお気に入りスポットを案内します。
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HAGISO
古きよき下町の風景が残る谷中の住宅街に佇む〈ハギソウ〉。芸大生たちが住宅兼アトリエとして使っていた築70年の木造アパートを、文化複合施設として再生。1階のカフェでは、食材で日本を巡る「旅する朝食」が人気。各地域の農家や商店の協力のもと、地元食材を使った料理を提供。10月まで(予定)は第13期「奄美大島」。醤油や砂糖まで現地のものにこだわり、鰹節と味噌、薬味に熱い玄米茶を注ぐ茶ぶしや、ターマンと呼ばれる芋を使った大学芋など、独自の食文化を体験できる。¥1450
東京都台東区谷中3-10-25
03-5832-9808
8:00-10:30、12:00-17:00 ※金土日は~20:00(月・第二火休)
https://hagiso.com
帝国湯
大正時代からの歴史を持つ、地域の人々に愛され続ける銭湯。井戸水を汲み上げ、薪で沸かすお湯はなめらかと評判。温度調節もアナログのため、お湯の音を聞きながら管理しているのだとか。女湯と男湯を貫く壮大なペンキ絵と、風格のあるタイルの組み合わせがたまらない。伝統的な薬湯、浅め、そして深めの熱湯と、3つの浴槽が並ぶ。大人¥550
荒川区東日暮里3-22-3
03-3891-4637
15:00-20:00(月休)
@teikokuyu.nippori
サンドイッチ専門店ポポー
(左から)ポパイ(ポテト、たまご、チーズ、ハム)¥300、カツ¥330、ミックス¥300、肉じゃがコロッケ¥250
サンドイッチ専門店 ポポーオープンから行列が絶えず都度補充されていくので、サンドイッチはいつもつくりたて。40年以上もの間愛され続ける名店。手に持った時のずっしりとした重さに、食べる前から幸福感を感じてしまう。パンはしっとりと口溶けがよく、具材の主役感を際立てる味わい。卵はあえて粗めにつぶして、ごろっとした食感を残すのも昔からのこだわりなのだとか。毎日お決まりを買いに訪れる常連さんも多いのだそう。
東京都荒川区西日暮里3-6-12
03-3821-8553
7:00-13:00 ※売り切れ次第終了(日月祝休)
photograph_Suganuma Shotaro, Ueta Erina
styling_Akashi Emiko
hair&make-up_Suzuki Karen
model_Anne
edit_Moe Shibata, Yamazaki Takamichi〈 KIP inc.〉
cooperation_Matsuoka Satsuki
FUDGE vol.260 2025年3月号より