京都の多忙な職人を支えた、丼という食文化。湯葉丼、衣笠丼などの独自の丼ものが生まれた他、親子丼の名店が多いことでも知られている。京都通な皆さんの好きな丼、教えてもらいました。
Index
「くるり」の岸田繁さんが好きな、京都『本家尾張屋』のきつね丼
「蕎麦は勿論ですが、おいしい蕎麦屋の丼ものはとにかく美味い。ジュワッとしたきつね、堪らないです(岸田繁さん)」カツオや昆布からとった甘辛いだしで炊きあげたお揚げに、ご飯が進む一品。きつね丼¥990
☞この記事が気になる方はこちらをチェック!
編集者の藤井容子さんが勧める、『ほん田亭』の京だし巻丼
「熱々の京巻きに、繊細な味わいのおだしがたっぷり。とろとろふわっふわ! (藤井容子さん)」朝採れ卵を4個使った京風だし巻きに、京懐石でおなじみの生姜が効いた金あん。京料理の世界の入り口に。鶏そぼろ金あんかけ¥1,800
☞この記事が気になる方はこちらをチェック!
老舗喫茶店『六曜社 地下店』マスターが通う、京都『お福』の木の葉丼
「まず、基本のだしがうまい! (オクノ修さん)」九条ネギにかまぼこ、だしの染みたしいたけを木の葉に見立てこの名がついたという。ごはん全体にたっぷりだしをかけ、とろとろの卵で具をとじるのがお福流。木の葉丼 ¥850
☞この記事が気になる方はこちらをチェック!
落語家の桂二葉さんお墨付き。『松葉 本店』のカツ丼
「ボリューム満点で元気になります(桂二葉さん)」あえてカツは卵と一緒にとじず、ツユに潜らせるのみ。後から卵をのせ、カツの食感をキープ。ざるそば用のつけ汁を使った甘めのだしが決め手。おそば屋さんのかつ丼 ¥1,870
☞この記事が気になる方はこちらをチェック!
ONKUL vol.21(2024年10月売号)より。
photograph :Daisuke Taniguchi
edit : Moe Shibata,Hinano Ashitani
re-edit : ONKUL