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彩り鮮やかな作品に圧倒される…ポーラ美術館の「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」展が話題!グッズも必見

神奈川・箱根のポーラ美術館にて、2025年11月30日(日)まで「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」展が開催中。

ポーラ美術館

本展ではゴッホの作品や歴史、彼が現代の芸術家たちにどのような影響を与えてきたのかを紹介しています。

インパクトのあるデザインのグッズや、彩り鮮やかなアイテムにも注目ですよ。

ポーラ美術館で「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」展が開催中

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2025年は大阪や東京、神戸にてゴッホにまつわる展覧会が予定されている、まさに“ゴッホイヤー”ともいえる年。

2025年5月31日(土)~11月30日(日)の期間は、箱根のポーラ美術館にて「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」展が開催されているんです。

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展示風景

ポーラ美術館でゴッホをテーマとした展覧会を開くのは、今回がはじめて。

37年の生涯のなかで数多くの絵画を制作したゴッホは、明治末期以降、日本の芸術家や文化、社会に大きなインパクトを与えています。

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森村泰昌《自画像の美術史(ゴッホ/青い炎)》(2016/2018)ポーラ美術館

ゴッホからの影響を糧としながら、芸術家たちはそれぞれの時代にふさわしい情熱をどのように生成してきたのか。

本展では歴史を振り返るとともに、現代における「ゴッホ」がいかなる価値を持ち得るのかを、検証する展示会です。

日本の画家にもゴッホの画風が大きく影響しているため、彼らしいエッセンスを探しながら鑑賞してみましょう。

ゴッホと日本の関係性、与えた影響とは?

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フィンセント・ファン・ゴッホ《アザミの花》(1890)ポーラ美術館

オランダで牧師の父のもとに生まれたゴッホは、伝道師という聖職に就くという夢を諦めたのち、画家の道へ。

農民の姿を多く描いたミレーのように、「労働」を主題とした作品を描いたほか、点描技法を用いた作品、また南仏のアルルにて精力的に絵画制作に励みました。

1890年にはオーヴェール=シュル=オワーズに移り住み、亡くなるおよそ1カ月前に《アザミの花》を制作。ゴッホの特徴が強く現れた、活力に満ちた描写に注目です。

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中村彝《向日葵》(1923)石橋財団アーティゾン美術館

日本で初めてゴッホブームが起こったのは、戦前のこと。

『白樺』などの雑誌に掲載された、白黒の複製図版を通じて、ゴッホに対する理解が深められたといいます。

中村彝が制作した《向日葵》は、花の向きや配置から、ゴッホの作品を強く意識しているのがわかりますね。

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森村泰昌《肖像(ゴッホ)》(1985年)ポーラ美術館

森村泰昌は、歴史上の人物や芸術作品に扮装したセルフ・ポートレートで知られる芸術家。

耳に包帯を巻いているゴッホに扮装した作品のほか、複数の作品が展示されており、かなり迫力もありますよ。

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桑久保徹《フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ》(2015)個人蔵

桑久保徹の《フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ》は、美術史における巨匠を取り上げて、想像上のアトリエを描き出す〈カレンダーシリーズ〉のなかのひとつ。

よく見るとゴッホにまつわるシーンが描かれているので、じっくり見ながら楽しみましょう。

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