ライターが「これは今、本気で使える!」と実感したユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載【ユニクロ 読む試着室】。
ただの紹介ではなく、実際に着て・動いて・試してわかった「リアルな使い心地」や「見た目の印象」まで徹底レビュー。サイズ感や素材感など、気になるポイントは編集部が独自に調査&細部の写真とともに、読者が“手に取るようにわかる”ようお届けします!
どんなボトムとも合う!着回し力抜群、ユニクロの万能カーディガンをレビュー!
ユニクロ「スフレヤーンショートカーディガン」¥3990
秋冬の温度調整アイテムといったら断然カーディガン! 今年何を買うか悩んでいる人にこそおすすめしたいのが、ユニクロの新作「スフレヤーンショートカーディガン」(¥3990)。使い勝手が抜群なので、とりあえず買い! な一枚です。
「今季らしいシルエットが可愛い!」「絶対使えるから、色違いで欲しい」「チクチク感がどうか気になる」という声もあるなか、実際のところは? では早速見てみましょう。
スフレヤーンショートカーディガンの「細部」に注目!
今回レビューするのは、スフレヤーンショートカーディガンのダークブラウン、Mサイズ。定番のシンプルデザインながら、トレンド感もあるシルエットが使えるニットに注目しました。
質感:ふわっと軽やかで包み込まれるような着心地
スフレヤーンショートカーディガンの魅力は、なんといっても空気を含んだような軽やかなニットの質感。57%アクリル、32%ポリエステル、8%毛、3%ポリウレタンで編み上げられた生地は手に取ると驚くほど軽く、羽織った瞬間にふわっと体を包み込むような柔らかさがあります。厚みがありながらも重さを感じにくいため、長時間着ても肩が凝りにくく、リラックスして過ごせるのがポイント。肌に触れる面はなめらかでチクチク感もなく、素肌に近いインナーの上からでも快適です。
ニットならではの温かみがありつつ、ほどよく通気性も備えているので秋から春先までロングシーズン対応可能。部屋の中ではアウター代わりに、外出時にはコートの下に重ね着してももたつかない厚みで、まさに万能なニットカーディガンといえます。
ちなみにこのニットは手洗い可能。お手入れが難しいものも多いセーターだからこそ、イージーケアな点はかなりのメリットです。
「フラッフィVネックセーター」の質感と比べてみた!
同時期発売の「フラッフィ」の生地(オフホワイト)と「スフレヤーン」を比べてみました。写真でわかるとおり厚みにはあまり差はありませんが、フラッフィの方が繊維一本一本が長く太い印象。スフレヤーンは比較的密度があるように思いました。
色み:深みのあるダークブラウンで大人の落ち着きを演出
ダークブラウンは、シーズンムードをぐっと高めてくれる深みのある色合い。ブラックよりも重くならず、ベージュやキャメルよりもシックにまとまる絶妙なトーンで、大人の落ち着きを漂わせてくれます。デニムと合わせてカジュアルに仕上げても、スラックスやスカートと組み合わせてきれいめに着ても自然と上品にまとまるのが魅力。
とくに秋冬はダークトーンのコーデが多くなりがちですが、このブラウンはほんのり赤みを含んでいるためか、顔映りが暗くならず女性らしいやわらかさを添えてくれます。ゴールド系のアクセサリーやバッグと相性がよさそう! 日常に取り入れるだけでコーディネート全体をシックに格上げしてくれる万能カラーです。
ボタンも同系色をベースにしたマーブル色。一つひとつ妙に色の出方が違うので、好みのものを探すのも楽しいかもしれません。
デザイン:ショート丈とシンプルさで着回し力抜群
このショートカーディガンは、腰まわりをすっきり見せる絶妙な丈が脚長効果を発揮してくれるのが魅力。Mサイズはコンパクトすぎず、ほどよいゆとりを持たせたシルエットで、インナーに少し厚手のものを選んでも着やすいサイズ感なのもポイントです。
フロントは襟元がVネックでシンプルなボタン留め。ボタンの留め外しで印象が変わるため、コーデの幅が広がります。袖はややゆとりを持たせつつも、リブでしっかり引き締めることでバランスよく仕上がり、全体に丸みのあるやわらかい印象に。
丈感が短めなのでワイドパンツやロングスカートとも相性がよく、ボリュームのあるボトムと合わせてもスタイルアップが叶います。ボタンとポケットという、シンプルなデザインは、アクセサリーや小物で自分らしくアレンジしやすく、幅広いシーンで使えるアイテムです。ちなみに個人的には、肉厚な生地ゆえ、ポケットがぷっくりしているのもツボでした!