上品でこなれた印象をつくる、大人のワントーンコーデを紹介します。グレーやブラウン、ベージュなど秋冬らしいカラーを軸に、重ね方や素材の違いで奥行きを出した着こなしが満載。地味見えせずに洗練度を高める、おしゃれな配色テクをチェックして。
色をそろえて“印象”で差をつける。秋冬ワントーンの新基準
ワントーン=地味、なんてもう昔。今季の主役は、色をまとめて“質感”と“バランス”で魅せるスタイル。同系色の中に微差を仕込むだけで、ぐっと洗練されたムードに。重ねるトーンで印象を操る、大人のための秋冬ワントーンコーデ見本帳です。
グレー系ワントーン
①ふわモヘア×グレーでつくる軽やかワントーン
やや長め丈のモヘアニットに、グレーのフレアパンツを合わせたワントーンコーデ。素材の表情が異なるグレーを重ねることで、単調にならずイズム感が生まれます。黒小物で全体を引き締めつつ、やわらかな毛足が女性らしさを添えて。トーンをそろえる時は、素材でリズムをつけるのが“地味見え回避”のコツ。
②濃淡をつけてのっぺり感を払拭
重厚感のあるケーブルニットと、落ち感のあるワイドパンツをつなぐチャコールグレーの濃淡コーデ。トーンをそろえながらも、編み地と素材の違いで奥行きをプラス。短め丈のニットが全体バランスを軽く見せ、ボリュームのあるパンツとの対比で旬のリラクシー感を演出。深みのあるワントーンは、質感のミックスで抜けを作るのが鍵。
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③Vネックニットで顔まわりに抜け感を
Vネックのふんわりニットに、ライトグレーのワイドパンツを合わせた柔らかワントーン。ラフなムードの中にも、V開きの抜け感が顔まわりをすっきり見せて好バランス。足元をスニーカーで外すことで、きちんとしすぎない“こなれ感”を演出。グレーの濃淡を意識したトーン合わせで、シンプルながら表情のあるスタイルに。
ブラウン系ワントーン
④透け×マットでコントラストを意識
赤みを感じるブラウンのシアーニットに、マットな質感のパンツを合わせた同系トーン。軽やかな透け素材が重さを抑え、秋冬のブラウンをぐっと洗練された印象に。黒小物でキレを添えることで、全体が引き締まりつつも抜け感をキープ。ワントーンでも“透けとマット”のコントラストを意識すると、スッキリした印象にまとまります。
⑤まろやかブラウンで楽しむ大人のリラックスカジュアル
ハーフジップのフリースを軸に、赤みブラウンのワイドパンツでまとめたブラウン系ワントーンコーデ。異素材の組み合わせがほどよくカジュアルで、奥行きのある表情に。インナーの白をちらりとのぞかせて抜けをつくり、重くなりがちな秋冬の着こなしを軽やかに見せて。シンプルながら余裕を感じる着こなしが、大人カジュアルの好例です。