昨今、大人気の韓国料理「チーズタッカルビ」。実は、電子レンジで簡単に作れるんです。今回は、食事の支度を前仕込みと後仕上げに分けて楽にするレシピ本『仕込みと仕上げ合わせて最短10分!帰りが遅くてもかんたん仕込みですぐごはん』から、特別にその作り方をご紹介します。
計20分で完成の楽々「チーズタッカルビ」
ちょっぴり辛いコチュジャンに、溶けたチーズがからむ「チーズタッカルビ」。韓国料理店の味が、実は家でも簡単に作れてしまいます。今夜食べたい!と思ったら、朝10分ほどを使って材料をカットし、調味料をかけておけば、あとは電子レンジにかけるだけで楽ちんですよ。
<材料>2人分
鶏もも肉 … 1枚(250~300g)
玉ねぎ … 1/2個
キャベツ … 200g
しめじ … 100g
<A>
コチュジャン … 大さじ2
しょうゆ … 大さじ1と1/2
酒 … 大さじ1
白すりごま … 大さじ2
ごま油 … 大さじ1
にんにく(すりおろし) … 小さじ2
<B>
ピザ用チーズ … 50g
モッツァレラチーズ(粗く刻む) … 1個分(100g)
作り方
【前仕込み 約10分】
1.鶏もも肉は余分な脂を切り取って1.5cm角に切り、ボウルに入れて<A>を加えてからめます。
2. 玉ねぎは横1cmの厚さに、キャベツはざく切りにします。しめじはほぐしておきます。
3. 耐熱皿に(2)を広げ入れ、(1)を調味料ごと全体にかけ、ふんわりラップをかけて冷蔵庫に入れます。
【後仕上げ 約10分】
4. ラップをかけたまま電子レンジに約8分かけたら取り出して軽く混ぜ、<B>を散らします。再度レンジに2~3分かけて、チーズが溶けたらできあがりです。
電子レンジで火を通した後の状態で、冷蔵庫で翌日まで日持ちします。チーズは食べる前にのせて温めると美味しいですよ。
前仕込み・後仕上げに分けると料理が楽に
このチーズタッカルビのレシピが載っているのは、料理家・上田淳子さんの著書『仕込みと仕上げ合わせて最短10分!帰りが遅くてもかんたん仕込みですぐごはん』。仕事からの帰宅が遅く、夜ご飯を作るのが大変…という方におすすめしたい一冊です。
本では、さまざまな料理のレシピを前仕込みと後仕上げに分ける方法を紹介。朝のうちや前日の夜に前仕込みを済ませておくことで、夜ごはんの支度をぐっと楽にできるのです。レシピの分け方は3つあり、前仕込みでほぼ仕上げる「前8割、後2割」、半々の「前5割、後5割」、前仕込みは最小限にする「前2割、後8割」から選べます。なので、事前にそんなに時間がとれないときは、前仕込みは軽めに「前2割、後8割」にする…など、自分のペースに合わせて調節ができます。
ちなみにご紹介したチーズタッカルビは、「前8割、後2割」のひとつ。前仕込みの比率が高めのレシピですが、その時間はたったの10分程度。こんなふうに、前仕込み・後仕上げそれぞれが短時間なので、負担は大きくありません。また、思っていた日に後仕上げができなくても、冷蔵庫に入れておけば多少日持ちするものが多いので、翌日に回すこともできて安心です。
毎日の食事を楽に、でもきちんと作りたい。そんな方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
photo / 株式会社世界文化社
仕込みと仕上げ合わせて最短10分!帰りが遅くてもかんたん仕込みですぐごはん
刊行:株式会社世界文化社
定価:1,400円(税別)