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朝起きてから夜寝るまで。シーン別、日本茶の選び方/日本茶の基本 vol.9

グルメ

こんにちは! 日本茶インストラクターの伊藤尚哉です。飲むとほっこり、穏やかな気持ちになれる日本茶の魅力をご紹介するこの連載。

こんにちは! 日本茶インストラクターの伊藤尚哉です。飲むとほっこり、穏やかな気持ちになれる日本茶の魅力をご紹介するこの連載。

一言で日本茶と言っても、煎茶、抹茶、玉露、ほうじ茶など、その種類はさまざま。茶葉の見た目は同じでも製法によって味わいや成分も違います。しかしその違いを知れば、シーンや気分に合わせてお茶を選べるようになり、お茶のある暮らしをより楽しむことができます。

そこで今回は、様々なシーンに合わせた日本茶の選び方とおすすめの日本茶をご紹介します。

朝の目覚めのお茶や、お仕事中にぴったりのお茶

「朝茶に別れるな(お茶は体に良いので毎朝飲みましょう、という意味)」「朝茶はその日の難逃れ(朝、お茶を飲むと災難避けになる、という意味)」ということわざにあるように、朝一番に飲むお茶は、心にも身体にも良い効果を与えてくれます。

そんな朝の目覚めには、煎茶の中でもランクの高い「上級煎茶」がおすすめです。緑茶に含まれるカフェインは、覚醒作用と爽やかな香りが眠気を覚まし、頭をスッキリさせてくれます。「上級煎茶」は、香りが良くて比較的カフェイン含有量が多いため、朝にピッタリです。仕事中にもおすすめですよ。

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食中食後はさっぱりとした口当たりのお茶を

食事中や食後に口の中をさっぱりとさせたい時は、うま味と甘みの強い玉露や抹茶より、「玄米茶」や「番茶」がよく合います。高温で淹れると香ばしさが引き立ち、さっぱりとした口当たりになります。

リラックスしたい時はうま味を楽しむお茶を

お仕事や家事がひと段落したお昼過ぎ。ホッと一休みして、ゆったりとお茶の時間を楽しみたい時には、「玉露」や「抹茶」など、ちょっと上品で深みのある味わいのお茶がおすすめ。和菓子など、上品な甘みのお菓子にもよく合います。

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就寝前はカフェインの少ない「ほうじ茶」を

緑茶を高温で焙煎した「ほうじ茶」はカフェインをほとんど含まないため、寝る前に飲んでも睡眠を妨げません。ほうじ茶に含まれる”ピラジン”という成分には鎮静作用と同時に血管を広げる効果もあり、体を温め、リラックス効果も期待できるので睡眠前にぴったりです。

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シーンに合わせてお茶を選ぶことで、より豊かな暮らしやライフスタイルをおくることができると思います。ぜひ色々なお茶を楽しんでみてくださいね。

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