(5)結婚するまでは独身を謳歌していいと思っていた
独身のころは、仕事やプライベートも充実していて朝から晩まで働き、休みの日はいつも外出し、誰かと会っていました。連休があれば旅行に行き、美容やファッションにお金をかけ、毎日を思いっきり楽しむ生活。
もちろん結婚すれば妻として、子どもが産まれれば母としての仕事はがんばるつもり。そう思っていたのが間違いでした。
当時5年付き合っていた彼に逆プロポーズをしたところ見事に振られたのですが、その理由が「お前との結婚生活を想像することができない」というもの。
いくら心の中でいい妻、いい母になろうと思っていたとしても、相手には伝わりません。男性には、「結婚したらいい妻になりそうだな、結婚したら毎日が楽しいだろうな」とイメージさせることが大切だったのです。
(6)男女平等と女らしさを尊重されたい矛盾を抱えていた
仕事にやりがいを持ち、男性と肩を並べ働くうえでの努力をしてきた女性が、いざ婚活となると苦戦を強いられることは少なくありません。
私自身も営業職でそれなりの年収をもらっていたので、結婚相手には私の仕事を理解してくれる心の広い男性を希望していました。男女平等で男性と同じように働いてきたのだから、その努力や結果を評価してくれる男性がいい、と。
けれど一方で、年収は自分よりも高く、頼れる男性がいいとも思っていました。
男女平等で対等に関われる相手がいいといいながら、同時に自分の上に立ってリードしてくれる男性らしさも求めていたのです。
もちろんそれがダメなわけではないのですが、要するに「求めすぎ」だったと今では思っています。
(7)恋して結婚したいと思っていた
私は口癖のように「大好きな人と恋愛して結婚する!」と言っていました。今だからいえますが、この考えだと婚活はかなり長引きます。
恋愛と婚活は似ていますがまったくの別モノだからです。
基本的に人は、自分が憧れる人に恋をします。
けれど結婚とは、あらゆる意味で対等でないと成立しません。憧れの人と結婚したいなら、反対に自分がその男性から憧れてもらえるような女性でないと難しいということ。
“対等”とは、激しい恋心ではなく「一緒にいて楽だな、普通だな」という感情を相手に抱く状態です。恋して結婚したいと思っている時点で、釣り合いが取れない人を好きになってしまう可能性があるのです。また、恋をしているときは相手の嫌なところもよく見えてしまう錯覚が起きやすいので、結婚する際は注意が必要。
結婚は一生続くもの。
相手の嫌なところはこの先もっと嫌になるし、いいところも当たり前に感じてくるのが結婚です。したがって、恋心が冷めてきたころに「相性が合わなかった」と思ってしまう夫婦は少なくないのです。
恋愛感情よりも、その先の人生を一緒に歩めるパートナーを探すイメージを持ちましょう。
努力が報われる婚活をしよう
私がお伝えしたいのは、勘違い女子だってがんばっているということです。むしろがんばりすぎている、といっても過言ではありません。
婚活をするうえでもっとも貴重なのは「あなたの時間」。
がんばっても努力の方向性が間違っていれば結果は出ません。そろそろ努力が報われる婚活にしませんか?