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一度は行きたい!城下町の古民家を改装した雑貨カフェ

山口県萩市にある築200年以上の町家を改装した雑貨カフェ「晦事(ことこと)」。萩焼の器や雑貨など地元ゆかりのものを中心に各地からアイテムを取り揃えています。店内に併設するカフェでは萩を代表する夏みかんを使ったメニューを楽しむことも。萩を訪れた際の立ち寄りスポットとしておすすめです。

萩の歴史を感じる長州藩の城下町

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山口県北部の日本海に面した萩市は、幕末や明治維新の時代に吉田松蔭や高杉晋作といった日本近代化の礎を築いた歴史上の人物を数多く輩出したゆかりの地。「明治日本の産業革命遺産」など世界遺産に登録されているスポットも数多く点在し、街全体が萩の歴史を伝える博物館といわれるほど。武家屋敷や町家の古い町並みを歩いているだけで、その歴史を肌で感じることができます。

町家を改装したノスタルジックな晦事(ことこと)

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そんな風情ある町並みが続く萩市の呉服町に雑貨カフェ「晦事」があります。萩博物館から歩いて5分ほど、周辺は国の重要文化財となっている400年以上前の豪商・菊屋家の住宅をはじめ、地元ゆかりの人物の誕生地や旧宅などが点在する萩で人気の散策エリアです。

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店内はショップとカフェスペースがあり、格子の窓枠などのディテールに、昔から変わらない町家の風情を感じます。

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ショップスペースには、漁業が盛んな町・萩で大漁旗などの染物を手がける岩川旗店の手ぬぐいや染小物などの和雑貨、萩焼では珍しい磁器を作陶している大屋窯の白磁など、長く使える手作りの品を各地から取り揃えています。

カフェで萩の旬を味わう

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坪庭を望むカフェスペースでは、萩特産の夏みかんを使ったメニューをどうぞ。おすすめは晦事で手作りしたマーマレードが味わえる「マルマレットトースト」(450円)。

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マルマレットとは、明治時代、福沢諭吉によって日本に広まったといわれるマーマレードのこと。晦事のマーマレードはその当時の作り方を再現し、夏みかんとグラニュー糖だけで手作りした無添加のもの。夏みかんの瑞々しい果汁と果肉がしっかり残っています。

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あわせてオーダーした夏みかん100%の「夏みかんのジュース」(400円)もほどよい酸味と、さっぱりとした甘さがあって、爽やかな味わいです。フレッシュな夏みかんを使っているので、口当たりも良く、萩散策の途中に飲めばリフレッシュできます。カフェで提供するメニューには、ショップで販売している大屋窯の器を使っています。実際に使用感を確かめてから購入するというのもいいかもしれません。

萩の風物・夏みかん

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萩といえば夏みかんといわれるほど、その歴史は古く、明治期に生活に困窮した士族たちを救済するために栽培を奨励されてきたそう。萩では今でもその夏みかんが街を彩り、また、色々なかたちで味わうことができます。晦事の「萩マルマレット」(540円)はおみやげ用にも販売していますよ。

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萩の中心部は城下町の古い町並みが広がり、春先から夏にかけて武家屋敷の土塀から夏みかんの木が多く見られるのも、萩ならではの風景。5月には甘い香りのする白い花が咲き、街中が夏みかんの香りに包まれます。これからの時季、古き良き歴史の一端に触れながら、萩の街を楽しんでみてはいかがでしょうか。

photo / 渡邊 孝明

晦事(ことこと)
山口県萩市呉服町2-32
TEL:0838-26-7199
営業時間:10:00〜17:00(季節により変動あり)
定休日:第2・4火曜

http://www.haginet.ne.jp/users/kurumayado/co_top.html
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