家事や用事で忙しい平日のお昼ごはん。手間とお金をかけず、午後に向けてしっかりパワーを補給できるものを食べたいところです。そこで、ふだん家にあるものでサッと作れる「天津飯」と「もやしあんかけそば」をご紹介。オイスターソースと常備調味料で作れるので、明日のお昼にぜひお試しください!
macaroni編集部
替え玉も用意して「もやしあんかけそば」
「もやし」はシャキッとした歯ざわりがよく、安価なのに食べ応えが感じられる家計の味方。
あんかけのポイントは、オイスターソースにポン酢を足すこと。酸味だけでなくコクと旨味がプラスされるんです。思わず “替え玉” や “追いごはん” をしたくなるおいしさで、ひとりランチの定番入りまちがいなしです。
材料(1人分)
・中華麺……1玉
・もやし……半袋
(A) オイスターソース……大さじ2杯
(A) ポン酢……大さじ1杯
(A) 鶏ガラスープの素……大さじ1/2杯(顆粒タイプ)
(A) 水……150cc
・水溶き片栗粉……適量
作り方(調理時間:約15分)
① 中華麺をゆでておく(レンジでゆでる場合:器に中華麺を入れ、麺がひたるくらいの熱湯を注いでほぐし、ラップをして600Wのレンジで3分ほど温める)。
② 耐熱容器に(A)の調味料ともやしを入れて混ぜ、ふんわりとラップをしてレンジで2~3分温める(熱々の状態にしてください)。
③ 水溶き片栗粉を用意し、②に大さじ3杯ほど入れて全体を混ぜ、レンジで15秒ほど温める。レンジから取り出して混ぜ、とろみがつくまで加熱と混ぜるを繰り返す(なかなか固まらない場合、水溶き片栗粉を追加する)。
④ とろみがついたら、ゆでて水気を切っておいた中華麺にかけて完成。
中華麺は放置しすぎると固まってしまうので、不安な人は先にあんかけを作ってもOKです。もやしと調味料をレンジでいっしょに短時間調理することで、もやしに火が入りすぎずシャキッとした状態を保てます。麺はもちろん、ごはんにかけて “あんかけ丼” にするのもおいしいです。
毎日食べたくなる「とろ〜り天津飯」
ふわとろのたまごに甘酸っぱいあんがたっぷりかかった天津飯は、大人も子どもも大好きな中華料理。毎日食べても飽きないほどのおいしさ…… あんだけ作って冷蔵庫に入れておくのもいいですね。
今回はケチャップや砂糖を使ってすこし甘めに仕上げていますが、いろんな配合で試して好みの味を見つけてみてください。
材料(1人分)
・たまご……2個
・ごはん……お茶碗1杯分(約200g)
・カニ風味かまぼこ……3本分
(A) オイスターソース……大さじ2杯分
(A) ケチャップ……大さじ1杯分
(A) 砂糖……大さじ1/2杯分
(A) 水……120cc
・水溶き片栗粉……適量
作り方(調理時間:約10分)
① 耐熱容器に (A) の調味料をすべて入れ、600Wのレンジで1分ほど温める。
② 水溶き片栗粉を用意し、①に大さじ2杯入れて混ぜ、レンジで30秒ほど温める。レンジから取り出して全体を混ぜ、とろみがつくまで少しずつ加熱しながら混ぜるのを繰り返す(固まらない場合、必要に応じて水溶き片栗粉を追加する)。
③ フライパンに分量外の油を引き、しっかりと温めたところに溶いた卵を入れて素早くかきまぜる。強火で短時間でかきまぜ、とろとろのたまごに仕上げるのがコツ。どんぶりに盛っておいたごはんの上に乗せて、②のあんをかけて完成。
たまごはレンジで作ることもできますが、火の入り具合を目で確認しながら調理しやすいフライパン調理がおすすめです。ちなみに筆者はたまごにひとつまみの砂糖を入れます。優しい味になってあんかけとよりマッチするので、ぜひ試してみてください。
1つで味がキマる万能調味料
オイスターソースは牡蠣を使って作られる調味料で、日本では「牡蠣油」とよばれることも。元々は広東料理で使用されていましたが、どんな料理にも使いやすく、今では多くのスーパーで手に入ります。
炒めもの、スープやあんかけなど、その使いみちは中華・広東料理だけにとどまりません。なんとなく味付けが物足りないとき、少しだけオイスターソースを入れると一気にコクと深みが増し、ごはんや麺が止まらないおかずが完成します。
これから料理を始めたい人や、料理をする機会が少ない一人暮らしの男性も、1本持っておきたい調味料です。