重要文化財に指定されている道後温泉本館の向かいには、愛媛県のお土産の定番として親しまれるお菓子屋さん「一六本舗」があります。2Fのカフェでは、「変化が楽しめる」と話題のスイーツが振舞われています。どんなものなのか、早速見てみましょう。
道後温泉本館を眺められるカフェ
柚子が香るこしあんをスポンジで巻いた「一六タルト」などで知られる「一六本舗」。愛媛県内に29の店舗を構え、地元の人からも親しまれるお菓子屋さんです。道後温泉本館前店の2Fにはカフェ「一六茶寮」があり、大きな窓から道後温泉本館を眺めつつ、食事やお菓子を楽しむことができます。
今、ここで食べられる一風変わったスイーツが注目を集めています。
地元に伝わる伝説を表現したスイーツ
こちらがそのスイーツ「SHIRASAGI」です。かつて、白鷺(しらさぎ)が岩の間から流れ出るお湯で傷を癒し、そのお湯が道後温泉になったという伝説をモチーフにしています。
器の底に敷かれたふわりと軽い抹茶のエアクリーム。上には、白鷺をイメージしたお菓子の「道後夢菓子噺『白鷺』」が乗っています。その周りには、抹茶ガナッシュやスポンジ、白いメレンゲや淡いピンクのミルクチョコクリーム、アーモンドキャラメリゼを飾り、道後の自然あふれる庭園を表現。さらに器の上には、柚子の果皮を散らしたチョコレートの蓋が置かれています。これだけでも贅沢ですが、まだ終わりではありません。
溶けて落ちるチョコレートに目が釘付けに
SHIRASAGIがテーブルに置かれると、その場で温かいチョコレートソースをかけてもらえるのです。チョコレートソースが上に広がった蓋は、しばらく待つとほろっと溶け始め、スイーツの上にとろりと滴り落ちていきます。それが「変化を楽しめるスイーツ」の所以。
この瞬間を見逃さないようにじっと見つめる人や、スマートフォンで撮影する人も。チョコレートが落ちていく様子は、公式ホームページの動画でも見ることができるので、気になる方はチェックしてみてください。
チョコレートソースが、抹茶のクリームと絡むことで、より上品な味わいに。グラスの中には、さまざまな食感のスイーツが入っているので、一口食べるごとに異なる味を楽しんでください。
道後温泉ゆかりの銘菓を味わおう
カフェにはほかに、有名な一六タルトとおだんごがセットになったメニューもあります。1Fの広々とした店舗には、お土産にぴったりのお菓子がたくさん並んでいるので、道後温泉に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
photo / 一六茶寮
一六茶寮(道後本館前店2F)
愛媛県松山市道後湯之町20-17
TEL:089-921-2116
営業時間:11:00~19:00