(1)(2)(3)それぞれに1年ずつかかると仮定すると、結婚したいと思ってから、実際に結婚するまで3年かかる計算になります。
もちろん、これはあくまでも仮定の話ですが、30~34歳の有配偶者率が高くなるゾーンで結婚しようと思うのなら、理論的には27歳~31歳の間に彼氏ができていることが望ましいといえるでしょう。
もしあなたが33歳で、相手がいない、交際しているけれど、結婚の話がでないなど、いまいち婚活がうまくいっていないと感じていたら、「27~31歳の間に彼氏ができているとよい」説に落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、こういうときほど「数字」をうまく使ってほしいのです。
たとえば、諸所の理由で、今月のお給料が少なめだとします。そのとき、みなさんは「減らせるもの」と「減らせないもの」に仕分けしてやりくりしますよね。
たとえば交際費や美容代は自分の意志で「減らせるもの」ですが、家賃は「減らせないもの」でしょう。
同様に、上記(1)~(3)の数字で、「減らせるもの」を極力減らすのです。
たとえば、(1)。
結婚を考えられる彼氏を作ることは、婚活のひとつのヤマです。
ここの時間を減らすためにすることは、「無駄な出会い」を減らすこと。
体目当ての男性や、プロフィール詐欺の人と出会って時間と気力体力を消耗している暇はありません。
本当に独身で、遊びでない相手と出会うのに、一番早いのは「職場や学校など、身近な場所で探すこと」「知っている人に紹介してもらうこと」です。
結婚相談所などのサービスを利用するのもそのひとつといえるでしょう。
国勢調査の結果から考えるのなら、男性のほうが結婚する年齢が高いわけですから、年下を選んで交際するのなら、それだけ結婚が遠くなる可能性が高いです。
(2)に関しては、何年付き合っても相手の本質がすべてわかるわけではありませんし、また結婚生活はどんな性格かよりも、約束を果たしてお互いにメリットを与え合えるかどうかのほうが大事です。
長く交際することにそれほど意味があるわけではないと思います。週に一度会う交際を半年続けて、それで判断してもいいのではないでしょうか。
(3)に関しては、特に独身女性の盲点だと思いますが、多くの女性が「たくさん愛されれば、プロポーズされる」と思い込んでいます。
しかし、結婚生活を「結婚して子どもを持ち、教育して家を買う」とイメージした場合、結婚とは「お金の目途がついたらするもの」と言い換えることができると思います。
となると、みなさんもお金に対する彼の不安感を下げること(仕事を続ける)が急務になります。
その上で、「結婚のタイミング」をつかむのです。
今回は割愛しますが、男性がプロポーズをするには「共通したタイミング」があります。そのタイミングを知れば、逆算して自分からタイミングを作ることも不可能ではありません。
興味がある方は、拙著『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)をご参照ください。
(2)と(3)を一緒にする、つまり、交際しながら、「結婚のタイミング」を近づけることで、時短ができるのです。
結婚に年齢は関係ない
数字は、あなたを否定するものではありません。
「〇歳だからやっても無駄」と自暴自棄になったり、逆に「まだまだ大丈夫」と楽観しすぎたりするのではなく、自分の立ち位置を客観的に見るために、うまく数字と付き合ってほしいと思います。
20代でも結婚「できない」人はいますし、40代でも結婚「できる」人はいます。すべてはあなた次第ですよ。
(仁科友里)