人間、幸せはおすそ分けしたくなるもの。未婚者に結婚のススメをしたことのある人はどのくらいいるのだろう。
(Kavuto/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)
他人への「アドバイス」は難しいもので、置かれている状況や相手の心理状態によって、「要らぬおせっかい」になってしまうこともしばしば…。
なかでも取り扱い注意のテーマというと、外見や性格の欠点など、そして適齢期になると浮上する結婚ではないだろうか。
■口を出すのは難しい
晩婚化や、生き方の多様化が進む現在では、未婚の場合「結婚願望がない」「事情があって結婚できない」「結婚したいけど相手がいない」などなど、なかにはデリケートな問題が含まれている可能性もあるため、他人が口を出す場合は気をつけなければならないだろう。
しかし、もし自分が結婚して幸せならば、相手にも薦めたくなるのも人間心理。また、相談されてアドバイスすることもあるかもしれない。いずれにしても、塩梅が難しいテーマには違いないように思えるが…
■アドバイス経験は約2割弱
そこで、しらべぇ編集部が、全国20~60代の既婚者の男女823名を対象に調査したところ、「『結婚したほうがいい』とアドバイスしたことのある」人は、全体の18.8%。
男女別では、男性は23.4%、女性は15.1%と、男性のほうが8.3ポイントも高い結果だ。男性のほうがあまり気にせずオープンに話すことが多いのだろうか。
■50代は部下が気になる?
さらに男女年齢別で見ると、20代男性が33.3%、30代男性30.6%と、とりわけ高い傾向。次いで50代男性が27.1%と高ポイントだ。
20・30代男性は結婚適齢期といわれる年齢層。結婚に対して感心が高まる時期なのかもしれない。また50代男性は、部下の身の振り方も気になる時期だろう。アドバイスすることも多いのかも。
一方、女性は全年齢層2割以下という結果だ。やはり女性同士のほうが、悩んだ経験のある人が多いのだろうか。結婚の話題には気を使う意識が高いのかもしれない。
■幸せを伝えたい?
年収別に見ていくと、1000万円以上は37.5%、700万〜1000万円が32.9%と、高収入層ほどアドバイス経験があるようだ。幸せな結婚生活にはどうしてもお金は必要な場面も多いだろう。もしかしたら、幸せな結婚生活をすすめたくなる人が多いのかも。
他人にアドバイスする際の心理は様々だろう。親切の場合が多いとは思うが、感じ方や価値観は人それぞれ。相手の状況も加味したうえで話していきたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ヨザワ マイ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国20代~60代の既婚者の男女823名 (有効回答数)