人ががんばる理由はさまざまだが、「褒められる」ことをモチベーションにしている人もいるだろう。
(metamorworks/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
周囲から褒められることが、自分のモチベーションになっている人もいるだろう。一方で周囲の目ばかり気にすると、自分らしさを失うと考えている人もいる。
■4人に1人が誰かに褒められるために
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,721名を対象に、「努力について」の調査を実施。
「誰かに褒められるためにがんばっている」と答えた人は、全体で25.5%と4人に1人はいることが判明した。
■若い女性は褒められたい
性年代別では、10代から30代の女性が高い割合になっている。
若い女性は、周囲からどう思われているかが気になるようだ。
「仕事で周囲の人たちから褒められたら、やはりうれしいもの。それがモチベーションになって成長していけると思うから、どんどん褒めてほしい」(20代・女性)
おしゃれさえも、褒められるためにしているという人まで。
「一生懸命におしゃれをするのも、彼氏とか友達に『かわいい』とか認められたいから。褒められないなら、私は自分磨きもしないと思う」(10代・女性)
■自分がどうしたいか考えるべき
一方で年を重ねた人からは、人からの評価ばかり気にして生きることに批判的な意見もある。
「周囲から認められることをゴールにしてがんばっても、それはその人の尺度でしかない。自分が思っている方向と違うときには、気持ちを押し殺してがんばる人もいるだろうけど…。
そんなことしていたら心が病むし、自分らしく生きられない。周囲の評価はそこそこで置いておいて、自分がどうしたいか考えるべき」(40代・男性)
■会社で働く以上は上からの評価が
どんなに自分らしく生きたいと思っていても、会社で働く以上、上から評価される立場にある。もどかしさを感じている人も、たくさんいるだろう。
「人の目を気にして生きたくはないけれど、会社での人事考課とかは上司が決めること。そうなるとどうしても、上の人たちに喜ばれるほうに流れてしまう。
自分の意見をひたすら突き進むのもかっこいいけれど、あまりに度が過ぎると空気が読めない人になりかねない」(30代・男性)
自分の気持ちと周囲の意見、両者の落とし所を見つけることが重要なのかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)