カルディから発売中の「いぶりがっこ風 浅漬けの素」は、秋田名物いぶりがっこの風味を手軽に再現できるアイテムです。いぶりがっこといえば、強い燻製の風味が特徴。その風味を再現できるか否か!? 実食レビューでお伝えします。
akiyon
秋田名物「いぶりがっこ」が簡単に!
「いぶりがっこ」とは、秋田の伝統的な燻製風味の漬物のこと。囲炉裏の上に大根を吊るして燻し、米ぬかで漬け込んで作ります。
表面が黒っぽくて、強い燻製の香りが独特!そのクセの強い風味にファンも多く、最近ではクリームチーズと合わせて食べるレシピも定番化していますよね。
そんないぶりがっこ風の漬物を簡単に作れる「浅漬けの素」を、カルディで発見!どんな味わいなのか興味津々で購入してみました♪
粉末状で使いやすいのが魅力
166円(税込)
カルディの「浅漬けの素 いぶりがっこ風」は、粉末状になった「素」が2パック入った商品。本来「いぶりがこ」を作るには大変な手間がかかりますが、素材に揉みこむだけで「いぶりがっこ風」になる便利アイテムです。
パッケージのイメージ画像には、トマトやなす、うずらの卵もあって、いろいろなものを漬けて楽しめます。作り方も簡単そうなので、気楽にトライしてみたいと思います。
小袋から出てきた粉末は、ほんのり茶色っぽくて燻製の香りがふわり。本物のいぶりがっこの強い燻したような香りとは異なり、ほんのり香る程度です。
原材料として、粉末醤油や昆布エキス、くん液など数多くの材料が含まれていました。この商品を作りあげるのに、とても工夫を凝らしていることがわかります。
それでは、いよいよ漬け込み開始です!
まずは「燻製風たまご」に挑戦!
パッケージに記されているおすすめ食材にうずらの卵があったのをヒントに、「燻製風たまご」を作ってみることにしました。ゆで卵やチーズなどの水気が出にくいものを漬けるときには、粉末を水で薄めた液を使用します。
半熟卵を作って薄め液と一緒に保存袋に入れます。袋の空気を抜いて、そのまま冷蔵庫でひと晩漬けこみました。
できあがりがこちら。やや茶色く色づいた味玉の完成です!漬けこんだだけなのに、ちゃんと燻したような香りもしていますよ。粉末と同様、できあがりもほんのり香る程度です。
ひと晩漬けこむと、ご覧のように黄身が色濃くなってねっとりとした感じに。白身、黄身ともに少し甘味があって旨味いっぱいのダシの味が染み込んでいました。
齧るたびにふわりと香る燻製の風味にうっとり……♪ いろいろな味わいの味玉に挑戦している方は、ぜひこの燻した香りの味玉も体験してみてくださいね。ご飯にのせて食べてもよし、ビールのおともにもよしの新しい味わいに、きっと満足できると思いますよ。
野菜やチーズも漬けてみました
せっかくなので、ほかの食材にもトライ!「モッツァレラチーズ」「ラディッシュ」「きゅうり」をそれぞれ保存袋で漬けこみました。
水分が出てくる野菜類は、粉末をそのまま素材にまぶしてよく揉みこんでおきます。冷蔵庫で保存するうちに水分が出てきて、自然と漬けこみ液ができますよ。モッツァレラチーズにはつまようじなどで数か所穴を開けて、薄め液で漬けました。
きゅうりは、甘味のあるやさしい味わいの漬物に。塩気や旨味とのバランスもよく、燻製の風味がいつもの浅漬けとは違っていて食も進みますよ。
ラディッシュは、今回漬けたもののなかで一番甘味を強く感じた食材です。いぶりがっこの材料は大根なだけに、燻した香りとの相性は抜群ですね。
太い大根を漬けるよりも、このような小さめのものを漬けると早くできあがっておすすめですよ♪
モッツァレラチーズの味わいの変化には驚き……!あっさりとしたモッツァレラチーズに旨味がしっかり染み込んで、塩気や甘味も味わえるおかずのようになりましたよ。
ご飯や日本酒にも合いそう。筆者の家族も絶賛のおすすめ素材です♪
いろいろな食材の「いぶりがっこ風浅漬け」は、お茶請けにも!日本茶をすすりながらポリポリ食べていると「日本人だなぁ……」と、しみじみしてしまいます♪