無料の会員登録をすると
お気に入りができます

素敵な器でいただきます。vol.7「渋谷の喫茶店、茶亭 羽當」

グルメ

食事をするとき、その器が素敵だとおいしさも倍増するような…とってもしあわせな気持ちになりませんか。目でみてたのしめる、味わってたのしめる、そんな豊かな「いただきます」の時間を堪能できるお店をご紹介します。第7回目は、渋谷にある隠れ家的 喫茶店「茶亭 羽當(ちゃてぃ はとう)」にお邪魔してきました。

香りとともに「いただきます」

picture

まずは、オーダーを受けてから一杯ずつ珈琲を点てていただける「羽當オリジナルブレンド」から。

picture

選んでいただいた茶器は、源右衛門窯のもの。有田焼に取っ手をつけて洋風に仕上げ、さらに江戸更紗と当時のモダンなペルシャ模様を組み合わせてデザインされている、という挑戦的な作品です。色使いも華やかでとっても綺麗。

picture

丁寧なドリップで、クセのないクリアな味わいに。酸味と苦味のバランスが絶妙で、スーッと沁み入っていくような感覚でした。

picture

合わせてシフォンケーキもオーダーしました。羽當のケーキは毎日、その日に店内で手づくりされているんです。

picture

いただいたのはプレーン味。さっぱりとした甘さで、珈琲とも相性抜群でした。お皿はイギリスの人気陶器デザイナー、スージー・クーパーの作品。シンプルなシフォンケーキも可憐な印象になりますね。

picture

松の葉を燻した美しい赤い色味が特徴の中国茶、ラプサン・スーチョンは、ヘレンドの茶器でいただくことに。カップは「シノワズリ」という中国的嗜好を取り入れたデザインで、中国茶をいただくのにまさにぴったり。内側の白地に赤い色味が映え、花びらのように広がったフォルムが香りも引き立ててくれます。ティーポットは、ハンガリーのアポニー伯爵による急なオーダーでつくられたという、“アポニーシリーズ”のもの。香ばしさのある個性的な味わいも優雅な気分でたのしめました。

格別なひとときを

picture

時間の経過を忘れてしまうような、心から落ち着く空間で、こだわりの茶器でいただく珈琲、紅茶は格別なものでした。今回いただいた以外のメニューラインナップも、また味わいにうかがいたいと思います。

picture
picture
picture

店内には、他にも紹介しきれないほどの名器が陳列していますので、何度足を運んでもたのしめること間違いなしです。ぜひみなさんも訪れてみてください。

次回はどんな素敵な器とごちそうに出会えるのでしょうか。
乞うご期待。

picture

茶亭 羽當

住所:渋谷区渋谷1-15-19
電話:03-3400-9088
営業時間:11:00~23:30
定休日:なし

取材・文 / 西巻香織   撮影 / 真田英幸

picture
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ