専業主婦の妻が、ママ友サークルや、近所の女性に悪口を言われた…。投稿者の訴えに反響が寄せられている。
(paylessimages/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)
家事や育児に専念するため、専業主婦を選択する女性は少なくない。しかし、中には専業主婦という理由で悪口を言われることも…。
このことについて、『Yahoo!知恵袋』のとあるトピックが話題になっている。
■ママ友に「専業主婦のくせに…」
「妻が『専業主婦のくせに新車を買ってもらうなんて』とママさんサークルの人に言われた」と訴えた投稿者の男性。
2歳の娘がいる投稿者は、「小さい子を預けてまで仕事をする意義があるのか」という妻の考えに賛同し、妻には専業主婦になってもらった。
そんな中、妻の買い物用に新車の軽自動車を購入したのだが、あるとき妻がスーパーの帰りに車に乗ろうとしたところ、ママ友サークルの女性に遭遇。「専業主婦のくせに新車を買ってもらうなんて」と言われてしまったという。
■「あなたみたいに暇じゃないから」
さらに別の日も、妻がゴミ出しをしたとき、前から自転車で走ってきた近所の女性に挨拶したところ「新車を買ってもらったんだって? 私は今からパートで、あなたみたいに暇じゃないから」と言われてしまったとのこと。
こういった言葉の数々に落ち込む妻を見た投稿者は、「小さい子供を預けて働いている主婦の方々は、専業主婦を見ると腹が立つのでしょうか? 子供が小さいうちは自分の手で育てたいというのはおかしいですか? 専業主婦が軽の新車を買ってもらった程度で悪く言う時代なのでしょうか?」とつづる。
そして、家庭のあり方について「小さい子を預けてフルタイムで働く、パートで働く、専業主婦と色々な形があって当然だと思っています」と訴えた。
■気にしても仕方がない?
投稿を受け、ユーザーからは「気にしないほうがいい」と同情の声が寄せられた。
「いちいち真に受けていたら、キリがない」
「気にしない、なるべく関わらない、同じ土俵に立たないのが得策です」
また、こういった問題では何かと「専業主婦 vs 兼業主婦」という対立になりがちだが、「たまたまその人が嫌な人だっただけ」との声も。
「あなた方、ご夫婦もそう言う考えなら、反対の考えの人だっているのは、当然のことだと思います」
「知り合った女性がたまたま妬み体質なだけだと思います」
■専業主婦は時代に即していない?
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1353名に専業主婦のイメージについて聞いたところ、「すでに時代に即していない」と考えるのは、およそ4人に1人。7割以上は、違和感を覚えていないことがわかる。
家庭のあり方は家庭それぞれ。専業主婦、兼業主婦という理由だけで他者を攻撃しないようにしたいもの。「色々な形があって当然だと思っています」という投稿者の訴えが多くの人に届くことを願いたい。
(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名