自分が好きすぎる人の場合
まずは「自分が好きすぎる」人に好きな人ができない理由を考えてみましょう。
自分が好きすぎるゆえに、他人に興味がない
これはみなさんのせいということではなく、育った時代の問題だと思います。
SNSの出現により、一般人でも「自分を見せる」ことが当たり前のことになりました(SNSでよく見る「今日のコーディネート」といった類のものは、SNSが浸透する前は人気芸能人だけが求められ、女性誌で披露するものでした)。
SNSに何かをアップしたら、いいネ! がほしいと思うのは当たり前のことです。
みなさんも通勤電車や休憩時間などのちょっとした時間に、自分のSNSにいいネ! がついたかどうかをチェックするのではないでしょうか。
フォロワーの数に一喜一憂する人もいるかもしれません。
「自分がどう見られているか」を気にすることは、恋愛とは真逆の行為だと私は思います。
「この人はどんな人かな?」「この人は意外な面を持っているな」というふうに、まず相手に興味を持つことが恋愛につながるからです。
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よく知らない人とのやり取りが億劫
SNSは自分の日常を意図的に切り取ってアップしているわけで、そこには自然と目論見があります。たとえば、作った料理をアップしていたら、暗黙の了解として「上手!」とか「おいしそう!」という言葉を期待しているといっていいでしょう。
このように「答えがひとつしかない」コミュニケーションを続けていると、よく知らない人、同じ思考回路でない人とやりとりするのが億劫となり、出会いが増えても「つまらない」「相手に興味が持てない」ことになってしまいます。
自分が嫌いな人の場合
一方の「自分が嫌い」な場合、恋愛しにくいのはどうしてでしょうか?
相手を試してしまう
この世に完璧な人が存在しないということは、子どもを愛する親も完璧ではないことを意味します。
親に傷つけられたり、環境に恵まれなかったりなど、自分に原因がなくもたらされた苦しみを持つ人はたくさんいると思います。
いろいろな事情で傷つけられた人は、愛されることを望む一方で、愛を失うことを極端に恐れていると思います。
そのため、心にもないことを言ったり、わざと相手に迷惑をかけたりするなど、相手を試すような行動を取って、相手が本気かを確かめてしまいます。
ドラマや少女漫画の中の男性であれば、そんな女性側のこじれた気持ちを汲んだ上で抱きしめてくれます。
しかし、実際の世の男性の多くは、そこまで気が回りませんから、恋愛に発展する可能性は低くなるでしょう。
白馬の王子さまを求めがち
自分が嫌いだったり、自信がなかったりする人ほど、恋愛に“ブランド”を求めるようになります。
友だちなど周囲に「すごいね!」と言われたいからです。
しかし、ブランドな男性は世の中では少数派ですから、出会うのにも苦労するでしょう。
当然、好きな人ができる確率は下がってしまいます。