無料の会員登録をすると
お気に入りができます

自分が嫌い……。私が私を肯定して好きになる方法

ライフスタイル

自分の顔が大嫌い、ウジウジする性格がイヤだ、ダメな自分を好きになれない。ハタから見れば十分ステキなのに、実はこんなふうに自己嫌悪にとらわれている、なんてことはままあります。 “自分嫌い”な人は、いったいどうすればこのネガティブな考え方を克服できるんでしょう? 自分を好きになれないという人の心理と対策を、心理学者の平松隆円さんに教えていただきます。

平松隆円(化粧心理学者)

完璧主義

picture

何ごとも、きちんとしないといけないという完璧主義な性格の人も、自分嫌いになりやすいかもしれません。人は他者とかかわって生きているわけですから、自分の思い通りにならないことの方がほとんどです。

ある程度の妥協は生きていく上では重要ですが、完璧主義な人はそれが許せず、ちゃんとできない自分のことを嫌いに思ってしまいます。

自分を好きになるにはどうすれば? 自分嫌い克服法

では、自己嫌悪に陥りやすい人、自分嫌いになりやすい人は、どうすれば自分に自信を持ち、ネガティブ思考のクセを直して、自己嫌悪から抜け出せるのでしょうか。

誰にも負けないことをひとつ見つける

picture

むずかしいかもしれませんが、自分が絶対的に自信をもてる、「これだけは誰にも負けない」ということを、ひとつだけ見つけましょう。友だちが多いとか、勉強ができるとか、容姿でいえば爪がきれいとか、なんでもいいんです。絶対的に自分に自信がもてるものがあれば、人は自分を好きになれます。

比べるのをやめる

picture

自己嫌悪は誰かと比べることが起こる場合がほとんど。絶対的に自分が自信をもてるものを持つのは、誰かと自分を比べたときに、「アレは負けているけど、コレは勝ってる」と、自信や余裕につながるからです。だとすれば、そもそもだれかと自分を比べることをやめれば、自己嫌悪をふせぐことができます。

自分を評価してくれる人のそばにいる

picture

友だちでも恋人でもいいのですが、自分を認めて評価してくれる人と一緒にいるようにしましょう。そういう人は、ほめてくれるだけではなく、あなたのいいところを見つけてもくれます。

人は誰しも、いいところもあれば悪いところもあります。“欠点があっていいんだ”とわかること、いってみれば“開き直る”ことができれば、自己嫌悪から抜け出せるかもしれませんね。

(平松隆円)

※画像はイメージです

平松隆円さんの著書『黒髪と美の歴史』(角川スフィア文庫)が、7/24(水)に刊行されます。平安美人の長くまっすぐな黒髪、江戸時代の華やかな結髪とかんざし、モダン・ガールのショートカット……なぜ黒髪は「美しい」の? 垂らし、束ね、結う……女性の髪形から、“日本の歴史”を振り返ります。

黒髪と美の歴史
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ