日本全国のお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第10回目は北海道虻田郡にあるソーケシュ製パン×トモエコーヒーの「イチジク・オレンジピール(ホール)」をお取り寄せしました。
使われているのは北の大地で育った素材に羊蹄山の天然水
今回お取り寄せした「イチジク・オレンジピール」は北海道産の小麦と小麦全粒粉、自家製酵母のルヴァン種、オホーツクの塩、ドライイチジクにオレンジピールが使用されています。
そして驚いたのが「水」。店主自ら汲みに行っているという羊蹄山伏流水は、羊蹄山で50年かけて濾過された天然水だそうで、調べてみたところ、羊蹄山の湧水は名水百選に選定されていました。
実は私が育った町も名水百選に選定された水が出る町だったので、水の違いがおいしさの違いを生むことは体感しており、今回のパンもとても楽しみでした。
新窯で焼かれた香ばしいかおりが食欲を誘う
到着してダンボールを開けると、思っていた以上の大きさで驚きました。こちらのパンの直径は20cm強ほどありました。コーヒーも一緒に頼んだのですがコーヒーのかおりとは別の香ばしいにおいを、パンから感じました。

ソーケシュ製パン×トモエコーヒーではパンの水分を逃がさないため、新窯で焼かれているとのこと。だからとても香ばしく焼きあがるのですね。においから食欲をそそりました。
ドライフルーツの甘みがたまらない美味しさ
早速カットしてみました。大きなイチジクがごろごろと入っていて、とってもおいしそうです。最初はそのまま頂いてみたのですが、小麦の味と共に、まず塩分を感じました。それがオレンジピールやドライイチジクと合わさるとフルーツの甘味を引き立たせてくれ、絶妙なのです。

あまり独り言など言ったことがない私ですが、思わず「おいしい~」と声に出していたほど美味しかったです。
リベイクはフライパンで
続いてトーストしてみます。ソーケシュ流の美味しいトーストの仕方が、ホームページや同封されていた説明書きに載っています。こちらのやり方は、スライスしたパンに霧吹きをしてフライパンに置き、弱火にかけ、フタをしてゆっくりと焼くそうです。

両面焼き終わり、フタを取った瞬間、凝縮されていたパンの香りがまるで焼き立てのように香り、このフライパンリベイクはすごいと思いました。
トースターでも焼いて比べてみたのですが、味わいも違いました。食べながら感じる香ばしさや香りは断然フライパンの方が強く感じますし、オレンジピールやドライイチジクの甘みも私は一番好みでした。
ちなみに冷凍したパンのフライパンリベイクは、自然解凍後がおすすめだそうですよ。