声優の浅野真澄がスターバックスコーヒーを訪れた際に遭遇したベビーカー利用客についてつづる。寛大な気持ちは伝染する?
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声優の浅野真澄が9日に自身のツイッターを更新。客で混雑する『スターバックスコーヒー』で遭遇したベビーカー利用客のエピソードをつづった。
■「ベビーカー2階まで上げてくれます?」
ベビーカーを押していた母親たちは、店員に「このスタバ、エレベーターないの? じゃあベビーカー2階まで上げてくれます? あ、子供が寝てるんで畳まずにこのまま抱えて持ってって下さい」と要求していたという。
店舗の階段は狭い上に螺旋状だったため、浅野は「こんな大きなベビーカー持ち上げるのは店員さん相当大変…」とハラハラ。すると、一階席に座っていた客が「ここ空けますのでどうぞ」と席を譲ったようだ。
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■神対応で一致団結する客たち
「こういうのを神対応って言うんじゃないかしら!」と客に称賛を送る浅野だが、一方でベビーカーを店員に運ばせようとした母親たちに疑問を呈する。
「私もスタバ大好きなので飲みたい気持ちは分かる。でもお店は他にも沢山あるし、エレベーターないのは一目で分かる作りだし、お客が行列してるスタバの店員さんを駆り出して二往復させるのはどうなんだろう、なにかあったら傷つくのはあなたのお子さんじゃ…」とつづる。
その後、母親たちは狭い店内にベビーカーを2台並べ、通路はほぼ塞がれる状態に。周囲の人たちも気を利かせてテーブルを動かし、母親たち用のスペースを作ったようだ。
浅野はこのときのことについて「正直ママたちの言い方は『当然の権利』て感じでムッとした人もいたと思うけど、寛大に対応する人がいると怒れない、寛大さは伝染するってことを体感した出来事でした」と振り返った。
■子育て親には寛大でありたい一方で…
何かと子育てをする親に厳しい風潮がある昨今だけに、ベビーカー利用者には優しく対応したいもの。しかし、浅野の言うように「当然の権利」といった態度をされると素直には応じられないといった人もいるだろう。
投稿を受け、ネット上では「子育てをする人に寛容でいたい」という気持ちが前提の上で、「当たり前と思うのは行き過ぎでは?」「優しい人も多いけどそれが当然ではない」と母親に対する批判があがっている。
また、浅野が指摘するように、子供が寝ているベビーカーを店員に運ばせることを危険視する声もみられた。
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■子育てをする人への風当たりは強すぎる?
今回の出来事ではベビーカー利用客による行動が問題視されたが、一方でベビーカーを利用していることで苦しい思いをしている親たちも少なくない。「お店は他にも沢山あるし、エレベーターないのは一目で分かる作りだし」とつづった浅野だが、周囲に配慮するあまり、思うように行動できないと悩む親もいるだろう。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、全体の36.4%が「子育て中の女性への世間の風当たりが強すぎる」と回答している。
母親の行動に不満を抱く客がいた一方で、ひとりの客の「神対応」によって母親に対する寛大な空気が生まれたという今回の出来事。子育て親への風当たりはまだまだ厳しいといわれるが、一人ひとりが協力をすればこういった風潮もなくなっていくのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年2月1日~2019年2月4日
対象:全国20代~60代の男女1589名 (有効回答数)