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敵は「オンナの目」。SNSを恋愛・婚活に活用する方法

恋愛・結婚

女性がタフに明るく生き抜いていくために、世の中の出来事をどう見たらいいのか。ライターの仁科友里さんが贈るコラム連載「生きていけ、私」。

仁科友里

こんにちは、ライターの仁科友里です。

今日はSNSとの付き合い方について、考えてみましょう。

みなさんにとって、SNSはもはや親友や家族のように、あって当たり前のものかもしれません。手軽で時間はいくらでもつぶせるかもしれませんが、女性にとっては罪な部分もあります。

それは「同性を怖がるようになること」ではないでしょうか。

女性を脅かす「SNS上のこんなオンナは嫌だ」ネタ

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だいぶ下火にはなりましたが、バラエティー番組では「SNS上のこんなオンナは嫌だ」ネタが繰り返されています。

たとえば『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に、芸人・横澤夏子が出演したときのこと。

横澤は「料理の写真をアップして、料理上手をアピールする女はヤバい」と主張します。横澤いわく、和食やオムライスはあざといので、SNSにアップするのはピーマンの肉詰めがいいそうです。

おそらく、横澤は

・料理の写真をアップしたいけれど、ほかの女性と同じように家庭的アピールをしていると思われたくない
・だから、みんながよく作るオムライスではなく、ピーマンの肉詰めにしよう
・みんなが作らないから差別化になるし、家庭料理だからさりげないアピールになる

と思っているのでしょう。

しかし、共演者のフットボールアワー・後藤輝基は「(オムライスがダメで、ピーマンの肉詰めならOKとする)おまえの物差しがわからない」、チュートリアル・徳井義実は「この人、料理できるんやなと思う」といった具合に、「深く考えていない」という意味のコメントをしていました。

それなら変な気を回さずに、自分の好きなものをアップするのが一番ではないでしょうか。

恋愛・婚活にSNSを活用するには

「SNS上のイラつく女」ネタを本気にすると、他人の投稿をいじわる目線で見るようになり、自分も何をアップしていいのかわからなくなってしまうと思います。自分自身が楽しめなくなっては、本末転倒ですよね。

同性にあれこれ言われたくない、けれど、自分をアピールしたい。そういうみなさんにおすすめなのが、SNSを「何のため」「誰のため」で使い分けることです。

たとえば、みなさんが「恋愛や婚活がうまくいかない」と思っているとします。その場合、みなさんのお悩みは、以下の4つに分けることができるでしょう。

(1)出会いがない
(2)好きな人ができても、相手との距離をどう縮めていいかわからない
(3)交際しても、いつのまにかすれちがってしまう
(4)いつも問題のある人を好きになってしまう

この4つを解消するために、SNSを活用してみましょう。すでに持っているものはそのままでOKですから、別のアカウントを用意してください。

「出会いがない」「好きな人との距離の縮め方がわからない」ときのSNS活用法

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(1)「出会いがない」と(2)「好きな人との距離の縮め方がわからない」を解消するためには、「私はこういう人間です」と男性にアピールすることが必要です。

男性は視覚優位な生き物ですから、まずはそこに訴えかけるために、自己紹介もしくは自己アピールを兼ねたインスタグラムをはじめましょう。ポイントは、男性向けのインスタであると意識すること。

たとえば、新しく買ったコスメに心躍る気持ちはわかりますが、それをアップしても男性の共感は得られません。また、心に浮かんだよしなしごとを綴ったポエミーなつぶやきも、男性には響かないでしょう。

食べたもの(作ったもの)、観た映画、読んだ漫画など、リアクションがとりやすく「今度一緒に行こう」というきっかけになるものがおすすめです。

そういえば、横澤夏子が『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、「グアム旅行で撮ったビーチでのビキニ写真は自慢だ」と発言していましたが(旅行に行ける経済力、ビキニが着られる体形の誇示)、そんなことを言い出したら、インスタなんて全部自慢です。遠慮しないで、水着の写真も堂々とアップしましょう。

「交際してもすれちがってしまう」ときのSNS活用法

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(3)「交際してもすれちがってしまう」はコミュニケーションが不全(相手のためによかれと思ってやったことが響いていない)か、不安のコントロールができていないため、相手に不安をぶつけて嫌がられている可能性があります。

ということは、自分の感情を整理する必要がありますね。そこでツイッターを活用しましょう。140文字の日記もしくは備忘録がわりに、自分が感じたことを書くのです。

アカウントにカギをかけさえすれば、何を言ってもOK。友だちにもアカウントの存在は知らせず、どんどん吐き出しましょう。

たとえば、不安になったときは、何についての不安なのか、どうしてそう思ったのかを140文字以内でくわしく書いてみましょう。後日、その不安が当たっていたのか、答え合わせすることを忘れずに。

これを繰り返していくうちに、自分の思考のクセ(ホルモンバランスによって不安になる、ほとんどの不安は取り越し苦労であるなど)がつかめてきます。

ポイントは、テーマをひとつに絞ること。たとえば、おいしいものを食べた感想と、不安に思ったことがごっちゃになっていると、あとからチェックするのが大変です。いつでも見返せるように、1テーマ・1アカウントを心がけてください。

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