「いつも問題のある人を好きになってしまう」ときのSNS活用法
(4)「いつも問題のある人を好きになってしまう」はなかなか深刻なテーマです。心理学では、恋愛は親との関係の延長と考えられています。
クラウディア・ブラック著『私は親のようにならない―嗜癖問題とその子どもたちへの影響 改訂版』(誠信書房)によると、アルコール依存症の親がいる家庭に育った人が「親のようになるまい」と思いながら、自分もアルコール依存症になってしまったり、アルコール依存症の男性と結婚したりする確率はとても高いそうです。
こういう人は「だらしない」「オトコを見る目がない」のではなく、そうなる理由が、心理学や精神医学で証明されています。
アルコール依存症とはいわないまでも、「なぜかいつも同じような人を好きになり、ダメになる」と感じているのなら、親との関係を整理するときかもしれません。
こういうときはブログを開設しましょう。自分が経験したつらかったことを、子どものころから順番に書き出してみるといいと思います。それに加えて、心理学や精神科の医師が書いた本を読んで、気づいたことや感想についても書いてみてください。
心の傷というのは誰もが持っているものですが、同じ経験をした人でないとわからない部分があります。いたずらに友だちや男性に理解を求めるよりも、まずは自分で今の自分を理解する段階まで持っていきましょう。ポイントは、身元がバレないように、プライバシー(住所・出身校・勤務先など)に気をつけて書くこと。
SNSはよくも悪くもバーチャルな世界です。だからこそ、振り回されず、時に匿名性をうまく利用して、有効に使ってみてください。
(仁科友里)
※画像はイメージです
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