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[バチェラー6考察]「偶然の再会」VS「雨と停電」の奇跡対決! 美しい恋の伏線回収と一輝の放送事故

2025年6月5日よりPrime Videoにて配信開始される大人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン6。6代目バチェラーとなった久次米一輝さんは、甘いマスクで圧倒的存在感を放つ、“リアルな王子様”。果たして彼は、今回の旅で運命を見抜き、“真実の愛”を選び抜くことができるのか? シリーズ史上最年少のバチェラーの旅を、今回もシリーズの大ファンであるコラムニスト・やまとなでし子さんが考察します!

※このコラムは『バチェラー・ジャパン』シーズン6 エピソード1〜9のネタバレを含みます。

「偶然の再会」「雨と停電」という奇跡に導かれ残った2人の女性

医師であり、さらには共立美容外科の御曹司、かつイケメンという、とんでもないスペックで世間を騒がせた今回のバチェラー・久次米一輝。

とうとう旅も終盤となり、「偶然の再会」「雨と停電」という2つの奇跡に導かれ、女性陣も2人に絞られました。「つらいことがあっても支える存在になれたら」と一輝に言わせた、守りたい女・雑誌編集アシスタント/モデル・小田美夢さんと、とにかく一輝に顔がブッ刺さっており、似た価値観を持ち自然体でいられる女・インバウンドビジネス企画開発・石森美月季さん。最後はマレーシアでのツーショットデートと、日本に帰って女性陣のご両親とご対面です。

おだみゆの美しく見事な伏線回収

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小田さんとは、ゆったりと静かな時間が流れるようなデートでした。クルージングからの、豪華な一室を貸し切ってのディナーデート。そこでの穏やかなキスとハグの絵面が美しすぎて、まるで映画のワンシーンを見ているようでした。

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エピソード1では、「手を握りながら7秒見つめ合うっていうのをやりたい」と持ちかけ、体感5秒くらいしか続かなかった小田さんですが、ラストでは「最後にしっかり見とく。7秒」と一輝の肩に手を置き、蝶の羽ばたきのような、ゆっくりとしたまばたきでまっすぐ一輝の瞳を見つめ続けることができました。

「それをやったら恋に落ちるんだって」と言いながら、7秒続けられなかった旅の始まりから、しっかり見つめ続けることができた旅の終わり。この旅で、小田さんの気持ちがここまで育ち切ったのだということが現れていた美しいシーンでした。

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一輝のとんでもない放送事故

石森さんとはスケートデート。おとなしそうな見た目とは裏腹に、運動神経がいい石森さんは、一輝を横目にスイスイと滑り、無邪気にはしゃぐなど、そのギャップがまたいい!

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お互いの似顔絵を描く場面では、石森さんは超絶クオリティの高い一輝の似顔絵を描く一方で、一輝画伯はよーじやのキャラクターそっくりの似顔絵を描き上げ、令和美人を大正時代あたりの美女に仕立て上げるという放送事故を起こしていました。

「絶対にかわいく描いてね」という石森さんのセリフが完全に前振り状態。でもここでの2人は空気感やフィーリングがすごく合っているように見えましたよね。

ガバガバな足し算により生み出されたランキングで一輝にとどめを刺した石森

ルーフトップバーでの石森さんがまたあざとかった! 巻き物のようなメモを持参したのですが、渡さないこと前提なのか、普通に二重線で訂正が入っていたりするアバウト感がたまりません。

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「一輝くんの好きなところを発表します」と5個発表するはずが「1位は頼れるところと信用できるところ!」と、突如1位で2項目発表され、計6個となるガバガバな足し算により生み出されたランキングでしたが、そんな野暮なツッコミを飲み込んでしまうほど良かった。

今まで石森さんはみんながいる場で、さらっとゲリラ的に「私は好き」と気持ちを伝えて、一輝の心を揺さぶってきたわけですが、今回初めて直接一輝にはっきりと気持ちを伝えたのです。しかもこの旅でのエピソードを通じた具体例を込めて。こんなのもう嬉しい以外の何者でもない。

一輝に「全部嬉しいね。気持ち返せてるかな」とすでに気持ちを返せているかという問いに「返してくれるの?」と、「これから返させる話」に持っていき、キスを誘発したのも強い。

そこから頬杖をついて一輝をじっと見つめ、「なんで迷ってるの?」とキスを誘ったのも、「迷ってないよ。ゆっくり顔見ようと思って」と切り返す一輝もとにかく良い。

石森さんは、とても4年彼氏がいなかったとは思えないカウンターパンチが多いですよね。一輝もいつもの口下手さが見えない美しい応酬。初期一輝ならこの返しに「あの……」を3回くらい挟んでいてもおかしくないのに。

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にしても今回のバチェラーは美しいキスシーンが多すぎる。そして、双方の女性にキスをしたのは、どちらがラストに選ばれたのか分からないようにするための、バチェラーなりの盛り上げ努力だったのかな、とも。根は真面目な彼ですから。

不仲はどこへ……? 典型的昭和な家庭訪問

女性陣のご両親との対面では、小田さんが何度も家庭不仲アピールをしていましたが、そんなふうには見えない笑顔のあふれるご両親でしたね。

育ってきた環境が違うことを心配するなど、親として懸念点となる至極真っ当な質問をする小田家のご両親。それに加え、「大丈夫ですかね? こんなわがままで。会話成り立ってんのかな?」と、身内を若干落として謙遜する昭和的スタイル。

結婚が決まっていたら一輝にも揺るがない愛があるので、「そんなことないですよ〜」で成立するのですが、今回はまだ選ばれる段階。もちろんご両親で決まるわけではないのですが、この状況なので無条件に娘アゲして、娘の援護射撃をしてほしい気持ちも。でも、小田さんが言っていたように、しっかりとした娘への愛を感じるご両親でしたね。

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