日本でも珍しいアジアンビーズ専門店「トコ・ビーズ」。定番のものから、最近流行のデザインまでコレクションする数はなんと2万種類!アクセサリーパーツとしても人気のアジアンビーズの魅力と、その奥深い世界をご紹介します。
定番から珍しいものまで2万種類
北海道・札幌から北東部へ46km、岩見沢市にある日本でも珍しいアジアンビーズ専門店「トコ・ビーズ」。レンガ造りのお店はもともと牛舎だった建物をリノベーションしたもの。店内にはオーナーが若い頃から世界中を旅してコレクションしてきたという、約2万種類のアジアンビーズを取り揃えています。
素材はガラス・木・骨・水牛などのツノ・天然石・陶器などさまざま。すべてのビーズをオーナーが海外から直接仕入れ、年に一度はインドネシアやフィリピン・タイ・中国・インドまで買い付けに出かけているそうです。
無限の色が広がるアジアンビーズの魅力
「アジアンビーズは一つひとつが不揃いなんです。そこが大きな魅力でもあります。均一ではないので、大手のメーカーでは取り扱わないものばかり。並べてよく見てみると、微妙に表情が違い、個性があるんですよ」とトコ・ビーズのオーナーは話します。
もう一つの魅力は色。ほとんどがリサイクルのガラスからできています。そのため同じ色を再現するのが難しく、生産するたびに違う色になってしまうことが多いのだそう。品番に分けて、ロットごとに決まった色で作られている一般的なメーカーのガラスに比べて、再現性がなく不統一なアジアンビーズには二つとして同じものがなく、無限の色があるといえます。
奥深いアジアンビーズの世界
2万種類のアジアンビーズの中でもっとも人気があるのは、とんぼ玉と呼ばれているジャンル。
ポピュラーな花柄をあしらった丸いフラワービーズのほか、フラットで平らな形をしたものなど幅広いデザインのものがあり、アクセサリーとしてはもちろん、お香立てにしたりと、アイデア次第でさまざまな使い方を楽しむことができます。
珍しいところでは蓄光材のガラス素材を使ったビーズがあります。明るいところで光を蓄える化学物質が入っていて、暗いところで発光する魅力的なビーズ。形は丸型のほかハートや楕円型を取り揃えています。ペンダントやブレスレットなどのアクセサリーに使用すると暗がりで発光して幻想的です。
最近注文が多いというのが、ビーズの中が空洞になっている中空ガラス。まるでシャボン玉のような夏向きのビーズです。中が空洞になっているため、一般的なビーズよりも軽く、涼しげな風合いを持ち合わせています。ネックレスなどアクセサリーにして身につけるだけではなく、ショーケースやお皿の上に飾ったり、ツリーオブジェにディスプレイしたりと、インテリアアイテムとしてもおすすめ。ビーズの形は球型、しずく型、ロンデル型があります。
世界中から欲しいビーズを探してくれる
アジアンビーズを製造している国々は、かつてイギリスやオランダなど欧米諸国の植民地だった頃からビーズを作ってきた歴史があります。今でも各国に小さな工房がたくさんあり、熟練の職人さんによって手作業で一粒ずつ生産しているそうです。
トコ・ビーズでは一粒からネット注文することができます。お店ではバラ売りはしておらず、一連での販売のみとなります。
奥深いアジアンビーズの世界に触れてみたいという方は、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。自分の欲しいビーズがなかなか見つからないという場合もトコ・ビーズなら世界中のネットワークを通して探してくれるそうですよ。
photo / トコ・ビーズ、渡邊 孝明
アジアンビーズ専門店トコ・ビーズ
北海道岩見沢市上志文町949-1
TEL:0126-44-2540
営業時間:10:00〜17:00 ※来店の際には事前に電話で問い合わせを
定休日:日・月曜