カレー専門店のなかでも、定番化しつつある「間借りカレー」。バーやレストランの空いた時間を利用して、個性的なカレーを提供する店が増えています。時間限定、曜日限定だからこそ、店主のこだわりが詰まったカレーが味わえる。食べる側にとっては魅力的な「間借りカレー」の世界を覗いてみませんか?
muccinpurin
いずれ劣らぬ個性的な「間借りカレー」
ここ数年、カレー専門店の定番になりつつある「間借りカレー」。夜間営業のバーやレストランの場所を借りて、昼間や平日だけ営業するスタイルが受け入れられ、徐々に店舗を増やしてきています。
間借りカレーのいいところは、メニューをカレーだけに絞ってこだわりを詰め込んでいること。「ウチの売りはこれですよ!」というカレーがあるので、一度ハマると通い詰めてしまう、不思議な魅力を持っています。
数ある間借りカレーのお店から、一度は食べてみたい注目のお店を10店ご紹介します。
1. 渋谷「ケニックカレー」
間借りカレー好きの間では知らない人がいないともいわれる、超が付くほどの有名店「ケニックカレー」。パクチー盛り盛りの「ケニックカレー」が有名ですが、ここを訪れたらカレーと魯肉飯のあいがけを頼まないことには、ケニックを語れません。
基本のケニックカレーは無水仕込みのキーマカレー。水を一滴も使わずに野菜の旨みだけで煮込んだカレーは、思った以上に濃厚!キーマとルーローハンという出会うことがなかった料理が、皿のなかでひとつになったとき、カレーの新しいおいしさを発見できますよ。
2. 東高円寺「平日昼だけ」
営業日、営業時間がすぐわかる素晴らしい店名の「平日昼だけ」。東京メトロ丸の内線「新高円寺駅」と「東高円寺」駅のちょうどあいだ、環状七号線から少し入ったところにある和風カレーの名店です。個性的な外観で、歩いていればすぐわかるはず。
スープのようなサラサラとした和風カレーに、オクラ、納豆、たくあんなど、こちらも和風テイストのトッピングで味わう、カレーには珍しいスタイルで注目を集めています。
限定の豚のやわらか煮たれ焼「ぶーたれ」をトッピングするのが人気の食べ方ですが、遅い時間になると売り切れていることも多いので、気になる方はお早めにどうぞ♪
3. 中目黒「宇宙カレー」
3種盛り「バターチキン、ドライカレー、本日のカレー(タコとひよこ豆のカレー)」1,200円(税込)
中目黒と代官山の中間に位置する「宇宙カレー」は、日替わりと月替わりのカレーをメインにしたお店。同じカレーの組み合わせにはなかなか出会えないので、迷わずあいがけを注文することをおすすめします!
丁寧に煮込まれたカレーは、どれもスパイスの香りが際立ちつつも食べやすく、唯一無二のおいしさと話題に。コールスローとチャイがついてくるのも、ちょっぴりお得感があって人気です。
4. 代官山「curryhills tokyo」
「梅雨寒を乗り切るために食べるカレー」1,100円(税込)
代官山の「カリーヒルズ」は、通常はイタリアンレストランとして営業している「サリーヒルズ」が月、火の2日限定で営業する間借りカレーのお店。
特徴的なのがそのメニュー名で、「元気をチャージしたい日に食べるカレー」「ジメジメを吹き飛ばしたい日に食べるカレー」と、まさに “いま食べたいカレー” を提供しています。
スパイスの香りを生かしつつ、トマトやヨーグルトを使ったさわやかなカレーは、女性店主ならでは。週に2日しか営業していないのでかなりの難易度ですが、カレー好きならぜひ訪れたいお店です。
店舗情報
5. 代官山「Shingo Curry」
なんと営業は水曜のランチだけ、という代官山の「Shingo Curry(シンゴカリー)」。メニューは「チキンカレー」と「キーマカレー」の2種ですが、多くの人はあいがけを注文します。しかも、あいがけにしても単品と同じ税込1,000円なので、お得感しかありません!
ごろっと大ぶりな鶏肉が入ったチキンカレーは、サラサラ系のスープがスパイシーで、ライスとの相性抜群!牛豚合い挽きを使ったキーマはしっとりタイプでちょっぴり辛め。この辛さが卵と合わさって、絶妙なハーモニーに。
パクチーなし、パクチー追加もできるので、お好みでどうぞ。