夫に言ってはいけない言葉5:「普通は……」
「普通はできるでしょ?」は「あなたは普通以下」と言われているようなもの
「普通はできるでしょ?」という言葉は、「あなたは平均以下です/社会不適合者です/社会との価値観とずれています」というメッセージにも捉えられかねません。
「普通は」と言われてしまっては、相手は逃げ場を失い、「普通ってなんだよ」「俺にとっての普通はそうじゃない」と余計にへそを曲げてしまうのです。「普通」と思うことは人によって違うので、自分の「普通」と相手の「普通」が合わなければ、夫婦喧嘩においては話は平行線のまま、夫婦の価値観の違いを浮き彫りにしてしまうかもしれません。
自分の考えを一般常識として相手に「普通は……」と主張するのではなく、「私はこう思ったから、私はあなたにこうして欲しかった」と自分の気持ちとしてストレートに相手に伝えるようにしましょう。
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夫に言ってはいけない言葉6:「この間も」
女性は特に、今の夫婦喧嘩の問題と関係のない話題をくっつけてしまいがち
特に女性がやってしまいがちなのが、「あのことだってそうでしょ」「それを言うならこっちの件だって……」「そういえば去年だって……」と、別の話題を強引に今の喧嘩の話題に繋げ、過去の話を蒸し返して、今の喧嘩の話題とひっくるめた言い方。
話が脱線してしまうだけでなく、小さな火事をどんどん延焼させて問題を大きくしてしまうようなもので、最終的には手の付けらない大火事に発展してしまいます。論点がぶれ、話し合って決めなければいけない内容がぼやけてしまうだけでなく、余計な悪口にも発展しがち。常習犯のような扱いをされた気分になるため、さらに夫の反発も招きます。
夫婦喧嘩では、話し合うべきテーマだけをできるだけシンプルに設定し、一つずつ解決していくようにしましょう。
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夫に言ってはいけない言葉7:「あなたはいつも〇〇だよね」
断定的な言い方は、相手を自分の視点で押さえつけることになり、反発を招く
「あなたはいつも〇〇だよね」「絶対〇〇だ」など、断定的な言い方は、夫を自分の視点で押さえつけることになり、相手の反発を招きます。もし万が一、夫が反省し、変わろうとしていたとしても、最初からそれを受け入れない態度でいることを表明しているようなもの。相手を自分の物差しで決めつけていては、問題解決には向かえません。
せっかく芽生えた相手の変化のチャンスも、何気ないひと言で知らず知らずのうちに摘み取ってしまっているのかもしれません。
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夫に言ってはいけない言葉8:「どうせ〇〇にきまってる」
推測よりも、事実を基にして冷静に話し合いを
「また○○するんでしょう」「どうせ〇〇にきまってる」と、自分の推測でものを言うことも、違う意味で自分の視点で相手を押さえつけることに。
事実でない推測や仮定を基に話をしても、問題の解決からは遠ざかるばかりです。大事なことは、事実を冷静に確認して、思い込みやあてずっぽうで語らないことです。
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夫に言ってはいけない言葉9:「もとはと言えば、あなたが……」
「もとはと言えば……」目の前の夫婦喧嘩の問題から、どんどん離れていく言葉
大抵の夫婦喧嘩は、目の前に問題が生じているから起こるのですが、感情的になってくると「もとはと言えば……」とか「そもそもあなたが……」と、原因の究明や犯人探しに集中してしまい、目の前の問題を解決することからどんどん離れていってしまいます。
「なぜこうなったのか」「誰が悪かったか」など振り返っても仕方のない犯人探しに終始するのではなく、どうしたら目の前の問題が解決できるのかという未来のことに焦点を当てて、前向きに話し合うようにしましょう。
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