手相の中には「健康線」と呼ばれるものがあります。実はこの健康線、手に現れているほうが不健康なんだとか! 健康線とは一体どこにあってどう見ればいいのでしょう。占い師・ライターの紅たきさんに教えてもらいました。
紅たき(占い師・コラムニスト)
自分の健康状態については、多くの人が気になっていると思います。実は、自分の健康状態を知るひとつの手がかりが手相にはあります。
体の疲れ具合などは、「健康線」と呼ばれる線で見ることができるのです。
病に関することは、本来占いの領域からは外れていますが、知っておくと何かとためになるのが健康線です。
今回は、そんな健康線についてくわしく紹介していきましょう。
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健康線の見方
健康線はある人とない人がいます。ないからといって不健康なわけではなく、あるからといって安心というわけではありません。
健康線とはどんな線なのでしょうか。
位置はどこ? 健康線とは
健康線とは、月丘(小指の下方、手首上のふくらんだ部分)あたりに出て、感情線の始点の方向に向かって伸びる斜線を指します。
健康線は「不健康なときに出る線」で、出ていないほうが健康であると見ます。
財運線との見分け方
健康線は月丘から小指の下に向かって斜めに伸び、概ね、感情線に接するあたりで終わっていることが多いです。
一方、財運線は小指の付け根に縦に刻まれる線です。長い場合もありますが、だいたい3㎝以内と短いものが多いはず。
健康線は手のひら中央から下部にかけての手相ですが、財運線は手のひら上部にあります。
どちらの線もある人とない人がいます。
左手と右手どちらで見たらいいの?
占い師によって見解が分かれることもありますが、右手は後天的な運勢、左手は先天的な運勢を見るというのが、手相の基本です。
健康線を見るなら、現在や将来のことがわかり、変化しやすい右手を中心に見たほうがいいでしょう。
健康線は出たり消えたりする可能性が高い線でもあるからです。
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健康線がないのは問題ない?
健康線は、ほかの線とはちがって、ないほうがいいとされています。線がないほうが肉体的にも精神的にも健康なのです。
右だけにある場合は、現在体調があまりよくないのかもしれません。左だけにあるとしたら、生まれつきの持病などがある場合が考えられます。
両手になければ、健康体質ということです。
健康線が濃い、薄いのちがい
健康線は、濃く出ているよりも薄く出ていたほうが健康だと考えます。
健康線がくっきり濃いのは、不健康な状態。手相は全般的に濃く目立っているほうが幸運のサインと解釈されがちですが、健康線の場合はわかりやすく目立っているほうが要注意のサインです。
健康が回復すれば健康線が薄くなってくる可能性があります。