安くて美味しい商品が揃う菓子メーカー「シャトレーゼ」。都会のド真ん中というよりは、郊外にあるイメージが強いという人も多いのではないでしょうか。
そんなシャトレーゼが2019年9月14日、都心型新ブランド「YATSUDOKI(ヤツドキ)」の第1号店となる店舗「YATSUDOKI 銀座7丁目」を東京・銀座にオープンします。
一体どんな商品が提供されるのか、気になった東京バーゲンマニア編集部は9月4日に行われた試食会に参加してきました。
シャトレーゼ店舗とはまた違った魅力的なスイーツがいっぱいなので、注目です。
約70種類の商品が並ぶよ
シャトレーゼは創業以来、「おいしいのを、お値打ち値段で」をモットーに、「ファームファクトリー」という独自のビジネスモデルを確立してきました。
「ファームファクトリー」とは、農家と直接契約を結び直接素材を仕入れ、自社工場で製造、直売店に直送販売する独自のシステム。このファームファクトリーにより、素材にこだわった高品質のお菓子をリーズナブルな価格で提供することができます。
新ブランドも、この「ファームファクトリー」がコンセプトベース。ブランド名の「YATSUDOKI」は、山梨県の八ヶ岳や、末広がりの「八」と、午後3時の「おやつ時」にちなんで名づけられているそうです。
八ヶ岳の自然と上質な素材をイメージした高級感のある店舗では、八ヶ岳山麓の厳選した卵や牛乳を使用し、手作りの専門店品質にこだわったオリジナルの商品を含む約70種類の商品が並びます。
試食会では、3つの商品をお試し。
栗好き必食の一品
まず1つ目は、「国産和栗の生モンブラン」です。
「生モンブラン」の"生"は、北海道産の純生クリームを使っていることと、栗の風味を極力損なわないよう、必要最低限の過熱で加工していることから名づけられたもの。
極上純生クリームを、円錐状のシェルの中にたっぷりと絞り、八ヶ岳産の卵と牛乳を使ったカスタード、そして栗のペーストがコーン状のクッキー生地に詰まっています。店頭での仕上げにこだわった商品。価格は691円。
実際に食べてみると、濃厚で優しい甘さの栗の味わいが口いっぱいに広がりました。見た目の美しさはもちろん、周りのクッキー生地や栗のペースト、クリーム、下に入っているスポンジと、食べ進めるごとにさまざま食感が楽しめます。
商品を監修した武江章シェフによると、食べる時はクッキーを割って大胆に食べたほうが美味しいとのこと。1年中楽しめるので、栗好きは必食です。
次は「八ヶ岳南牧村契約農場 しぼりたて牛乳のカスタードシュー」。
シュー皮は、発酵バターの深みのある芳醇な香りが特徴。時間をかけて丁寧に焼き上げた香ばしさ、厚皮なのに歯切れと口溶けの良い味わいが楽しめます。
中に入っているカスタードクリームは、マダガスカルやタヒチ産バニラの甘い香りあふれる濃厚な味わい。臭みがなくコク味あふれる特別飼育卵と、濃厚で風味豊かな北海道産純生クリームがおいしさの秘密です。価格は270円。
シュー生地は厚めで、食べた瞬間「サクッ」としたいい音と食感が楽しめます。中には、クリーミーでコクのあるカスタードクリームがたっぷりと入っており、1つでかなり満足感が得られました。クリームは、上品な甘さです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。