栃木県といえば塩原温泉郷が有名ですが、那須塩原市のご当地グルメ「スープ入り焼きそば」というものがあるのをご存知ですか?今回は知られざるスープ入り焼きそばの歴史とおすすめの店舗をご紹介♪温泉や観光のついでに隠れた逸品を楽しんで見てはいかが?
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栃木県那須塩原のご当地グルメ「スープ入り焼きそば」
見た目はラーメン、味は焼きそば
スープ入り焼きそばは、栃木県那須塩原市の塩原温泉郷で提供されているご当地グルメです。
ウスター系ソースで炒められた焼きそばの麺にキャベツなどの野菜を煮込み、鶏がらや醤油で味付けしたメニュー。ソース味で炒められた焼きそばはまるでラーメンのような見た目ですが、味付けは焼きそばの風味がする不思議なひと品なんですよ。
元祖「スープ入り焼きそば」のおすすめ2店
釜彦食堂
釜彦食堂は、元祖スープ入り焼きそばのお店。
昭和30年代に先代の店主が3年の歳月をかけて考案しました。当時から人気だった焼きそばが出前の最中、同じく好評だったラーメンのスープをかぶってしまったことから考案されたんだそう。
麺はスープとよく絡む特注の縮れ麺を使用しています。鶏ガラと野菜を長時間煮込み、秘伝のスパイスが加わったスープは深い味わい。
こばや食堂
こばや食堂のスープ入り焼きそばは、以前塩原にあった新生食堂の常連さんだけが知る裏メニューでした。
麺はラーメン用のストレート麺を使用し、鶏がらスープの中に焼きあがった焼きそばを入れています。スープは鶏がらベースでコクのあるやわらかい味です。しょうゆ味のスープが徐々にソース味と融合して、クセになる不思議な味わいに。
口コミで話題の「スープ入り焼きそば」のおすすめ3店
1. もみじ谷大吊橋の観光のおともに「森林の駅レストラン」
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JR高速バスもみじ号もみじ大吊橋より徒歩5分。総席数68席。店内はテーブル席だけではなく、オープンカフェの席もあり、落ち着いた雰囲気のレストランです。天気のいいときは外でスープ入り焼きそばを楽しむのもよさそう。近くにはもみじ大吊橋があります。
森林の駅のスープ入り焼きそばは具材には紅しょうがと炒めたキャベツが入っています。トッピングには揚げた麺があるのが特徴です。セットでごはんもついています。味付けはスープがやや辛めでひとくち食べるとやみつきに。
2. 元祖の味を楽しみたい方はこ「釜彦食堂」
JR西那須野駅より塩原バスターミナル行きのバスに乗り、終点の塩原バスターミナルより徒歩10分。総席数29席。温泉のメインストリートを抜けた左側にあります。店内の壁には一面芸能人のサインが飾られています。
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釜彦食堂のスープ入り焼きそばの具材はかまぼことざく切りのキャベツ、鶏肉が入っています。スープは鶏がらベースのしょうゆ味です。食べるにつれて焼きそばのソース味が溶け出して味が変化します。キャベツの甘みとシャキシャキ感がたまりません。
3. 温泉を楽しんだ後におすすめ「こばや食堂」
JR那須塩原駅よりバスに乗り、塩原温泉バスターミナル下車、徒歩3分。総席数24席。オレンジ色のスープ入り焼きそばの看板が目印です。近くにはきれいな川が流れており、つり橋があります。店内は畳の座敷もあり、広々としています。人気店のため行列覚悟で行きましょう。
こばや食堂のスープ入り焼きそばは具材はキャベツと豚バラのみでシンプルです。麺は表面がツルっとしており、プリプリです。ほのかな豚バラの甘みがたまりません。ソースは甘みと酸味のバランスが絶妙でスパイスもばっちり効いています。