(4)厭世型
結婚自体が面倒くさいのを通り越して、女性との交際自体が面倒くさいというタイプ。そんな人本当にいるんですか? と不思議に思うだろうが本当にこういうアラフォー独身男子は一定程度いる。
とにかく、結婚へ向かうプロセスが面倒くさい。結婚を前提とした交際なんて面倒くさい。お見合いも面倒くさい。すべてが面倒くさい。なんなら生きるのも面倒くさい。ダルい。かろうじて自分の趣味だけに生きる。俺にかまわないでくれパターン。でも風俗には行く。
もうこうなると女性側からのアプローチは無理。潔くあきらめたほうが懸命だ。
(5)同棲燃えつき型
彼女と交際して、なし崩し的に同棲期間が長くなり、そのまま自然的に破局してから、もう今さら結婚とかどうだってよい、と、長期同棲が疑似結婚体験として認知されてしまったパターン。これもアラフォー男性に少なくない。
こういった場合は、同棲自体は許容するのだから、女性が従前の彼女とまったくちがうタイプであれば食いついてくる。まずは以前同棲していた彼女の傾向を知るところからスタート。自分がその真逆なら結婚の可能性は大。
(6)共同体重視型
経済的に厳しい、家を借りるのが面倒くさい、なんとなく流れで……という理由で親元を離れないでそのまま独身でいるアラフォー。活動範囲は実家からおおむね半径10kmと、イエネコに毛が生えた程度。
当然、この男性と結婚したい場合は、女性側が男性側の共同体(家族・親族)に飛び込んでいく必要がある。都市郊外、郡部に多いパターン。必ずしも親の家業を継いでいる長男とは限らず、実家から普通に都心に通勤していることも。あるいは近住(実家のすぐ近くに住んでいる)の場合も。
こういった男性は自立心が低いが、恋愛経験が普通にあるなら、事と次第によってはそのまま結婚まで射程に入る。それ以上に、嫁・姑関係が気がかりではあるが。
それでも結婚したいなら、果敢にチャレンジしよう
いかがだっただろうか。結婚とは人類が人工的に発明したシステムである、ということを念頭に置きつつ、果敢なチャレンジを期待したい。そしてその果敢なチャレンジを諦めたころ合いで、唐突な結婚がやってくるケースは案外に多い。
筆者のおすすめは、上記6事例を踏まえたうえで「デキ婚」である。はっきり言って、これが一番簡単かつ即効性が高い。試すか試さないかはあなた次第である。
(古谷経衡)
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