相手が感動したと言っているのであれば「そうなんだ、それはよかった(俺はつまらなかったけど、相手が楽しんでるならまぁいいか)」というスタンスを取ればいいのです。
さらに千歩譲って議論になってしまったとしても、お互いに意見を言い合って話を盛り上げればよかったでしょう。
意見が同じ相手としか盛り上がれないというのは、いくらなんでも狭量すぎると言わざるをえません。意見が食いちがったのであれば食いちがったなりに「感性がちがう」という部分を楽しめばいいのです。
一緒にデートをしていれば、意見が食いちがうことなど日常茶飯事。その度に喧嘩をしているようでは、まともな人間関係など構築できるはずもありません。
むしろそういう意味では、今回のように「意見が食いちがったとき」に楽しめるかどうかということは、恋愛相手を見極める上で非常に効果的な方法でしょう。
意見が同じときに会話が盛り上がるのは当然の話。
ですので、意見が食いちがったときにも会話が楽しめるかどうかで、相手との相性を見極めるべきでしょう。
そういう意味では、今回のデートは「相性の悪い相手を見極めることに成功した」と言えるのだと私は思います。
映画デートはたしかにあまりオススメできないデートでは御座いますが、何も絶対にダメというレベルの話では御座いません。
今回のデートでご質問者さまに問題点があったとすれば、「相手選び」くらいなものでしょう。
ただし、もしもご質問者さまが「つまらない派」であったのであれば、今回の指摘はすべてご質問者さまに向けられたもので御座いますので、その点だけはお忘れなきようご注意くださいませ。
(文:ラブホの上野さん、イラスト:タテノカズヒロ)
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