(5)リアクションを大きくする
これも同じ理由です。
リアクションを大きくして、しっかり受けとっていると強調するのです。手や足や顔つきを使って。ノンバーバルで。もちろんオーバーすぎずに、貴女らしい範囲で大丈夫です。
(6)必要以上に疑わない
人懐っこさに必要なマインドです。
私たちは他人を前にあれこれ「本当は私のことをどう思ってるの……?」と疑ってしまう生き物です。他人の心のなかって、怖い感じがしますよね。
しかし実は、想像以上に、貴女のことを嫌っている人は少なかったりする、というのも真実です。やっぱり、ある程度、みんな良い人間だと思うんです。
ちょっとだけ信じてみるのはどうでしょう。少なくとも、そのフリをしてみるとか。
(7)「悲しませない」ではなく「楽しむ」ことを優先
これも重要。
そもそも私たちは楽しさに惹きつけられる生き物なのです。だから楽しい人のまわりには人が集まるわけです──ですよね?
けれど善良な私たちは「他人を悲しませないように」という基準で動いてしまいがちです。臆病だから。
そこで「いかに(自分も相手も)楽しむか?」という視点も取り入れてみましょう。とるべきアクションが変わるはずです。そして、その先に、まわりの素敵な反応が待ち受けているはずです。
(8)「他人は変わらない」と知ること
人懐っこい人は他人と衝突しません。
どこかで引き際を知っているからです。どんな意見も「なるほどね!」と受け入れることができるという意味です。
つまり「他人は変えられない」という事実を認めることです。それは負けを認めることでも弱さでもありません。生きるための柔軟さだと思います。
コミュニケーションは学べる技術だと思う
羨ましい。羨ましい。羨ましい。
確かに「人懐っこい人」は無意識に人気をゲットしまくりです。こうしたコラムを読むこともないわけです。うん。羨ましさで死にたくなりますよね。
けれど彼らにたどりつけないわけではありません。むしろ参考にして、そのスキルを身につけられるはずです。じゃないと頑張るということが否定されてしまう。
私たちは学ぶことで、昨日よりも、今日、そして明日と、より良い人生を作りだせるはずではありませんか。そう信じたいじゃないですか。そしてコミュニケーションを悩みながら身につけた人間だけが持つ「強さ」もあるはずなのです。
大丈夫。私も、貴女も、ここからいくらでも変わることができます。変わるかどうか不安に思いながらも変わることができるのです。学ぼうとする限り。ぼちぼち頑張りましょうか。