肌の構造を知ろう
肌は、肌表面から順番に「表皮→真皮→皮下組織」で構成されています。表皮の一番上には、「角層」といわれる層があり、角層の上には弱酸性の膜を張った「皮脂膜」があります。ゆらぎ肌は、角層と皮脂膜の状態が鍵を握るポイント!
角層には、「天然保湿因子」や「細胞間脂質」があり、バリア機能の働きで肌の潤いを保ち、皮膚を乾燥から守っています。角層の水分は、約15%~20%が理想的ですが、水分を10%きると角層の危険信号ともいえます。弱酸性の膜である皮脂膜が失われている状態です。皮脂膜が奪われた角層は、空気に直接ふれるため、肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
肌トラブルを避けるためには?
肌トラブルの根本的な原因は、「生活習慣の乱れ」や「洗いすぎ」が関係しています。ここでは、洗いすぎに注目して解説していきますね。
まず、角層は水分を約10%きると角層が直接空気に触れてしまう、またはつっぱりを感じることがあります。洗いすぎの根本的な原因は、落ちにくいコスメを使用していることが考えられます。この「しっかりメイク」の際に弱すぎるクレンジングや洗顔料を使用した場合、その洗浄力ではメイクを落としきれないため、肌荒れにつながることがあるのです。
毎日、同じような洗浄力のものを使用している人は、ゆらぎ肌の危険性あり!メイクに合わせて使用するクレンジングや洗顔料を選ぶことが大切です。しっかりメイクは、角層にある油分まで奪ってしまうので気をつけましょう。
肌の免疫力を維持すればNOトラブル肌に
角層と皮脂膜にある水分と油分を奪わないケアが大切だということは分かりましたか?摩擦や刺激などは、肌が過敏に反応してしまうことがあるので注意してくださいね。
健康的な肌を身につけるためのポイントは、「バリア機能を維持する」こと。肌のかゆみやつっぱりを感じたら危険信号!ゆらぎ肌に対抗するためには、食事内容やストレスなどに気をつけなければいけません。さっそくみていきましょう。
ゆらぎ肌対処法をご紹介します
①食事内容に気をつける
肌に必要なものは、「水分・油分・栄養」です。水分は、外側からの化粧品で補う方法もありますが、手っ取り早いのが内側から水分を摂取してあげること。一日約1.5Lの水分を飲むようにしましょう。
食事は、どんな栄養素もバランスよく補うことが大切です。身体や肌、髪をつくるためには、タンパク質が必要になるため、肉や魚を積極的に食べましょう。とくに、乾燥が気になる方は、しっかり動物性タンパク質を摂取するようにしてくださいね。
油抜きダイエットをしている方は、栄養不足になるためおすすめしません。