リップケアは秋冬マスト！正しいケア方法デイ＆ナイト

肌も髪もぱさぱさに乾燥しやすい秋冬。保湿ケアは欠かせないという方も多いかと思いますが、中でも真っ先に気になるパーツが唇です。「いつもよりリップのノリが悪い」「皮がはがれてガサガサ……」なんて、既に毎日悩まされているという方も少なくないはず。

唇の皮膚は顔の中でも特に薄く繊細で、入念な保湿ケアが必要なパーツ。「リップクリームはメイクの前に塗ってるけど、なかなか回復しない」とお悩みの方、まずは毎日のリップケアを見直してみてはいかがでしょうか？

リップケアは、日中と夜眠る前で大切なポイントが異なってきます。まずは日中のリップケアから見直してみましょう。

日中のリップケアといえば、リップクリームを使ったケア。メイク前や食事の後、乾燥が気になる時にサッと塗ってうるおいを与えられるリップクリームは、とても便利なケアアイテムのひとつ。

でも、「毎日リップクリームを塗ってるのになかなか唇の荒れが良くならない！」という方も少なくないはず。それは、リップクリームの塗り方が間違っているからかもしれません。

リップクリームは手軽に塗ることができる使いやすいアイテムですが、直接唇に塗る使い方をするものなのでかえって唇に刺激を与えてしまい、 荒れを悪化させる原因になってしまうこともあるんです。リップクリームは、唇に刺激を与えないように使うのが基本です。

唇に刺激を与えないようにリップクリームを塗るためには、使う前にまずリップクリームを温めるようにしましょう。

リップクリームは固形になっているものが多く、そのままグイグイと唇に塗ってしまうと唇の繊細な皮膚を刺激してしまい、はがれやすい状態にしてしまう可能性があります。

リップクリームを手のひらなどで包んで温めてあげると、少しリップクリームが溶けて柔らかくなるので、唇への摩擦刺激を抑えることができます。

リップクリームといえば、唇と同じように横方向に塗っているという方も多いはず。でもそれ、実はNG！唇には縦方向にシワが入っています。シワに沿って塗ってあげないと、リップクリームの保湿成分が唇の隅々まで行き渡らないんです。

リップクリームを塗る時には、縦方向に塗ってあげましょう。それもゴシゴシと塗り込むのではなく、軽いタッチで叩き込むようにポンポンと優しく塗ってあげるようにしましょう。

リップクリームは乾燥が気になったらすぐに塗れるのがメリット。でも、日中にあまり何回も塗り直すのも逆効果なんです。

主な塗り直しタイミングは、食事や歯磨きの後、そしてメイク直しの時。その他のタイミングは塗り直す必要はあまりないと言っても過言ではありません。何回も塗り直してしまうと、唇に必要以上に刺激を与えてしまうことになります。

日中はリップクリームを欠かさず持ち歩いているという方でも、夜のスキンケア後にはリップケアは忘れがち、という方もきっと多いはず。顔やボディの保湿ケアは欠かさなくとも、唇はついつい盲点になってしまいやすいですよね。

実は、夜のクレンジング・洗顔後は唇が特に乾燥しやすいタイミング。洗顔料などで唇の皮膚に刺激が与えられ、更に水分がどんどん蒸発しやすい状態になっています。

「昼間でもいつでもケアできるから」「メイク前にリップクリームを塗れば大丈夫」と油断せず、寝る前のスキンケアタイムにもリップにひと手間かけましょう。

夜のリップケアには、固形タイプの一般的なリップクリームよりも、チューブタイプのリップクリームがおすすめ。柔らかいテクスチャで量も調整しやすいので、唇に多めに塗るようにしましょう。

眠っている間は当たり前ながら、リップクリームを塗り直すことはできません。他のパーツの肌と同様に、唇をパックするように厚めにリップクリームを塗っておくようにしましょう。

特に荒れが気になる場合は、より保湿力の高いリップバームを選ぶのがおすすめ。ワセリンなど、肌の温度で溶けるバームタイプのリップクリームで、しっかりと唇を保護してあげましょう。